あのSF界の巨匠『小松左京』が書いた児童向けのショートショートです。
学生時代、小松左京氏の描いた大作をいくつか読みましたが、まさかこんな子ども向けのSFまで手掛けていたとは、知りませんでした。
ショートショートだったせいか、星新一さんの作品と似たものを感じました。
この「宇宙人のしゅくだい」というのは表題作で、中には25編もの作品が載っていました。
どれもとっても短くまとめられたものなので、小学校中学年くらいから1人読みはできると思います。
うちの子どもたちは2人とも1人読みで、あっという間に読み切ってしまいました。
下の子は、表題作より「アリとチョウチョウとカタツムリ」の方が面白かったそうです。
上の子は、全体的にシュールで暗い終わり方をしているものが多くて、苦手だと言っていました。
宇宙人や未来の地球の話などが多く、
全編にわたって、小松左京さんの地球への想いが伝わってくるなぁ、と感じました。
個人的に気に入ったのは「キツネと宇宙人」でした。
気軽に読めた楽しいので、巨匠・小松左京の児童向けSF機会があったら、ぜひ読んでみてください。