両親が突然亡くなってしまったので、下宿屋をやっているおばさんの家に引き取られたヘンリーが、主人公。
たぶん、小学校の中学年くらいの男の子だと思います。
好奇心旺盛で、ごく普通の男の子に、ケチで規則ばかりあげ連ねるおばさんとの生活は、灰色だったようです。
そこへ、新しい住人が越してきました。名前はエンジェルさん。
題名に惹かれて、子ども達の朝読にいいかな?と、図書館で借りてきました。
この作品はイギリスの方が書いているので、アメリカの児童文学作品とはまた違った、人間関係や物語の膨らみ方が、ほのぼのしていていいな〜と、思いました。
おばさんとヘンリーのお母さんとのエピソードやひいおばあちゃんとのエピソードは、なかなか良かったのですが、
出来たら、おばあさんの息子とのエピソードをもう少し物語に入れてほしかったです。
後、エンジェルさんの正体も、もう少しはっきり書いてほしかったな!
杉田比呂美さんのイラストがとってもいい感じでした。
この方の画は好きです。
小学校の中学年くらいからお薦めでます。
あまり長くなく、簡潔にまとまっているので、さらっと読めますよ。