地球のかたちを哲学する」 ママの声

地球のかたちを哲学する 文・絵:ギヨーム・デュプラ
訳:博多かおる
出版社:西村書店 西村書店の特集ページがあります!
税込価格:\3,080
発行日:2010年06月
ISBN:9784890139187
評価スコア 4.67
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  • 地球の形、古今東西

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子14歳

    重厚な装丁と題名から難しく感じるかもしれませんが、
    要は、古今東西、人々がイメージした地球の形を仕掛けも交えて解説してある絵本作品です。
    内容的には、高校地理に相当すると思いますが、
    単純に、こんな風に地球をとらえていたんだ!と視覚的に楽しむなら、
    小学生くらいからでも大丈夫でしょう。
    大人でも、地動説、天動説くらいの知識はあるでしょうが、
    巨大な魚の上に大きな卵、その上に巨大な水牛、その角の上に大地がある、
    なんてイメージ、嘘のような本当の話でびっくりです。
    その不安定さゆえに地震が起こる、というのも、妙に説得力がありますね。
    それにしても、大地を支えているのが、ヘビやゾウなどというのがすごいです。
    中には、箱に入っている、だったり、裏返したお椀のような形、という表現も。
    地球の形、となると、地球物理学的なアプローチも可能ですが、
    あくまでも、「哲学する」ですので、理系が苦手な人でも大丈夫だと思います。

    投稿日:2010/10/08

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    6
  • 驚くべき想像力

    『ドリトル先生月へいく』を読んだ時のこと、まだ衛星もロケットも発明されていない頃なので、大きな蛾に乗ってドリトル先生が月へ行ったのを、その想像力のたくましさに驚いたことがあります。

    人類の科学の進歩は、想像力の賜物と言えるかもしれません。

    この絵本、タイトルからは何のことかと思ったのですが、古今東西で地球はどんな形をしたものかを考えた人たちの奇抜な考えが載っていました。

    地球が三角形であったり四角形であったりと、今から思うと思いもつかないものが多くて、よくぞこれだけ考えましたとある意味驚嘆するものばかりでした。

    息子も「へえー」とか「そんなわけないでしょ」とか言いながらも楽しんで読んでいました。

    無知と言えばそれまでかもしれませんが、その無限の想像力には、感動すら覚えます。

    その想像力が進んだ先に、地球が丸くて自転しているという考えが行き着いたとは当時の人は考えもしなかったことだろうと思います。

    「知りたい」「解明したい」という人類の思いが、新しい考えを生み出し、これだけ科学が進んだということを改めて感じる一冊です。

    しかけ絵本でイラストも丁寧に描かれていて、一日読んでもあきないぐらいではないでしょうか。

    子どもも大人も時間をつい引き込まれてしまう絵本だと思います。

    投稿日:2011/08/16

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    3
  • 地球は丸くなかった?

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子9歳、男の子6歳

    地球が丸いと知るまで、人々はどんな地球だと思っていたのか。
    そんな疑問がいっぺんに解決する一冊です。

    紀元前・古代からの色んな文明の人の考え方が
    本当に一目でわかりやすく示してあります。仕掛けも良くできています。
    子供のためと言うよりも、私が面白くて興奮して読んでしまいました。

    中でも面白かったのはインドの人たちが考えた三角形の地球・・
    その独創的な発想に、驚きました。
    時代が、大航海時代となり地球が丸いとわかっていく過程を私も楽しく学びました。

    図書館の新刊だったのですが、
    ちょっとお高いのが難点ですが、、いずれ購入したいと思います。

    投稿日:2010/07/22

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    3
  • タイトル

    タイトルが気に入ったのでこの絵本を選びました。いろいろな考え方があるのだと考えさせられる絵本でした。国が変わったり、時代が変われば考え方も様々なのだと知ることが出来ました。わかりやすい絵とともに学べるのが良いと思いました。地球の歴史と人類の歴史の中に今生かされていることの感謝の念が生まれる絵本です。

    投稿日:2010/10/10

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    2
  • 小3の息子がはまりました。

    息子にはちょっと難しいかなと思いつつ図書館で借りたのですが、
    びっくりするほどはまりました。
    繰り返し繰り返し読んで、
    おもしろいのがあるといちいち報告にきます。
    この夏の読書感想文は、これで書く、と言っています。

    地球は丸いって、
    私たちは小さいころから教わって、
    それに何の疑問も持たずに暮らしています。
    でも、地球が丸いって科学者が解明してくれる前の人たちは、
    丸いなんてこと思いもしなかったし、
    海の向こうは行き止まりだと思っていたり。
    ガリレオが天動説を否定し、地動説を唱えたときは、
    裁判で有罪にされてしまうくらい信じられないことだったわけです。

    世界中の学者たちが、地球の形を哲学してきました。
    地面は、亀の上に乗ってるとか、ゾウの上に乗ってるとか。
    だから地震が起こるとか。
    世界中のあちこちで、えらい人たちが考えていたことを1冊にまとめた絵本。
    その昔、えらい人たちがえらそうに、
    地面は亀に乗ってるって言ってるのを想像すると、ちょっとおかしい。
    大人が読んでも味わい深いです。

    投稿日:2018/07/10

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    1
  • 地球への興味関心の入口に・・・

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子18歳

    小学校に1冊ほしいですねぇ

    亀に乗っかっていたり
    蛇に乗っかっていたり

    私達は、いろいろな科学技術のお陰で
    知識として知っているつもりでいますが
    昔の人々の想像力は、とてつもなく、すごくて、おもしろい!

    絵も、仕掛けも工夫されていて
    最後に、まとめ年表のようになっていて
    値段的には妥当かと

    科学と哲学と
    なるほどなぁ〜
    と、感心しました

    投稿日:2010/09/02

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    1
  • 地球のかたちは?

    「地球はどのようなかたちか」と問われれば、多くの人が「球体である」と答えると思うのは…実は勘違いだったりするのでしょうか。一部の民族では、「むかしの話じゃないの?」と現代を生きる一部の人が思うであろう「地球のかたち」が信じられているなど、興味深い内容がたくさん載っていました。おもしろかったです。

    投稿日:2024/05/03

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    0
  • 先人たちへ

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子4歳、男の子2歳

    先を生きてきてくれた方々へ「ありがとう」という気持ちになります。
    たくさんの考えをめぐらせつつ、地球はまるいにたどり着いたことを想像するだけで胸が熱くなります。
    今ではまさか〜と微笑ましく感じてしまうことでも、
    大人たちが一生懸命考え考え考え抜いていたんだろうと感動します。
    私が楽しんで宝物にしたいような絵本です。

    投稿日:2012/03/13

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    0
  • 大人が楽しめる絵本

    古代からの学者が考えてきた地球の形や、各地の伝説で語られている地球の形がカテゴリー分けして描かれています。

    それらのイメージは個別に触れて知る機会はあるかもしれませんが、こんな風に一堂に集める発想に驚きました。こうして並べてみると、地球を動物が支えているという発想も世界各地にあったことがわかり、興味深いです。

    普段はあまり書物に興味を示さない主人も関心して眺めていました。

    投稿日:2011/09/07

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    0
  • いろいろな地球の形

     表紙の標本箱のような絵が、おもしろくて見入ってしまいました。こんな標本箱、部屋にかざっておきたいです。

     「大昔の人は、地球はカメの背中にのっている、と考えていた」ということは、知っていました。けれど、もっとたくさんの地域で、いろいろな人が、いろいろな地球の形を想像していたんですね。その発想力にびっくりしました。
     
     もちろん今は、地球が球体だとわかっていますが、水平線の向こうは大きな滝になっている、、、なんて想像するのも楽しいです。しかけも効果的で、おもしろかったです。

    投稿日:2011/09/07

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