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5件見つかりました
なぜ、今まで出会わなかったんでしょう! 表紙絵には覚えがありますが、子どもの頃は読まなかったです。(残念) 日本での初版は1969年、かなり古いですね!やっぱり図書館選定図書になってます。 児童書というより、絵の多い童話に近いので、本の好きなお子さんなら4,5歳からでも十分読めると思います。 (やや長めのお話なので、大人が読んであげてもいいと思います) 「小さな木」が、今までの木は歩こうとしなかっただけで、木だって歩けるんじゃないかと、こっそり「根」を動かす練習を重ねて、歩き出すまでの過程が、個人的には一番面白かったです。 とても《深い》いい作品なので、たくさんの子どもたちに(ブック・トークなどで)紹介していきたいと思います。
投稿日:2011/01/30
最近、絵本だけでなく児童書と言われる読み物にも興味が出てきた6歳の娘と読みました。 すこし長めのお話なので、「途中までね」と約束して読み始めたのですが、ドキドキワクワクのストーリーと素敵な挿絵に誘われて、私の方が次から次へとページをめくりたくなってしまいました。 ちょっとレトロな雰囲気の絵ですが、それはそれはうっとりするほど美しいです。図書館で借りて読みましたが、これは購入して手元に置いておきたいと思います。
投稿日:2014/02/18
1969年出版のたいへん古い本です。小さな木は、父母の木と一緒に森に立っていましたが、違う場所に行きたいと思いました。そして、いろんなことを知り、感じ、困難にもあいます。人生そのものです。最後の場所は、自分の意志で決めます。自由とは…と考えさせられました。
投稿日:2024/03/06
6歳の長男に読みました。 ずいぶん古い本のようですが、私は読んだことがありませんでした。小さな子供の木が、自立を望み、旅に出て、そして自分の居場所を見つける話です。木が歩くというそのユニークな発想がまず心惹かれますが、自由にあちこち出かけて行って人々を驚かせたり、恋人たちの仲をとりもったり・・・とてもヨーロッパ的だなと思いました。そのユニークさでは何となくバーバパパに似ているような気もしました。 子供はこの木に自分の成長を重ねて読むことでしょう。少し大きくなった子にお勧めです。
投稿日:2014/11/20
アーティスティックな表紙の絵と、おもしろそうな題名に引かれて購入しました。1ページ1ページの絵も、異国情緒にあふれ、不思議な雰囲気があります。小さい子向けではないように思うのですが、とても印象深い絵で、何か力強いものを感じます。 お話は、「ふらいぱんじいさん」のようでもあり、そこに恋のエッセンスも少し加わって、大人が読んでも楽しめる内容です。やがて、ちびっこの木は、深く、深く、根っこを張り、空に向かってずんずん伸び、とうとうパパの木よりも、ママの木よりも大きくなりました。 娘は、読み終わってすぐに、「じゃあ、もう(ちびっ子の木は)歩けないの?」と言い、それから「じゃあ、パパとママは? パパとママの木は悲しい?・・・パパとママの木は歩ける?」と、大人とはまったく違った感じ方をしたようでした。娘には、ちびっこの木が、ここに根を下ろして生きていくことを決め、「木のしあわせ」を手に入れたことよりも、パパとママの木と離れ離れになってしまった、ということが、とてもかわいそうに思えたのですね。 「悲しいお話だから、あんまりよくなかった」と言っていましたが、数年後にはどんな感想に変わっているでしょう?娘がまた読みたい、と言うまで、本棚の隅っこにしまっておこうと思います。
投稿日:2009/06/29
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