今回は低学年子どもたちに読みたいなと思って探してきました。(まだ読んでません)
実はコレ、瀬名さんの作品の中で古いほうで、初版が1974年でした。
落語の怪談噺「一眼国」をせなさん流に描いてくれたおばけ絵本です。
気になって、古今亭志ん生、林家正蔵、春風亭柳朝の「一眼国」を聞いてみました。どれもみんなちょっとづつ違って、噺家さんの味が出ていました。
絵本になった「ひとつめのくに」は子どもたちにもわかりやすい言葉で、短くまとめてあるので、とても読みやすかったです。
また、せなさんの絵の表現は色も線もはっきりしているので、遠目がきいて見やすいです。
日本人らしい展開のおばけ話で、とっても面白い作品なので、
時代も年齢も(あまり)関係なく楽しめる作品だと思います。