おさるシリーズ大好きです。
今回は、ただ楽しい!ほのぼの!だけでなく、
川のながれのはじまりとおわりをたどることで
川の始まりは岩間と、川の終わりは海と繋がっている
こと、おわりと始まりはおなじであること、
川の流れはおさるたちの一生とも共通している部分が
あるということ、なかなか深いテーマを
取り扱っているな!という印象です。
5歳の息子は、あれ、おじいちゃんのおじいちゃんは
どうしちゃったの?と不安そうな表情を見せたり、
なんとなくおさるの一生と人間の一生とを重ねたのか
いつもよりものすごく静かに聞いていましたが、
途中でクスッと笑ってしまう挿し絵が
挟んであったり、いつものおじいちゃんとおさるの
微笑ましいシーンに戻ったりするところに助けられ
ました。まだまだこの内容は早かったかな?とも
思いましたが、表現の仕方はとても素敵だとも
思いました。息子がどこまで理解して、どんな想像を
膨らませたのかはわかり得ないところもありますが
これからも長く読み聞かせてあげたいと思います。