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ニコラのすてきな夏休み」 ママの声

ニコラのすてきな夏休み 作:山口智子
絵:堀内 誠一
出版社:福音館書店
税込価格:\0
発行日:1984年
評価スコア 4
評価ランキング 29,907
みんなの声 総数 2
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  • 素敵な夏休み!いいですね〜。

    異国情緒も感じられる素敵な絵本です。
    私は,堀内誠一さんの描く絵がとても好きなので,それだけにとても興味惹かれます。
    子供たちにとって「夏休み」は何か特別なことができる時間でもあるのですよね。日常とはまた違った場所で生活してみるのも子供の心を成長させるな〜と思いました。
    素敵な言葉もたくさん書かれていますよ!

    投稿日:2018/09/21

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  • 夢のような時間

    ここではないどこかへ行きたい、ここではないどこかで住みたいという願望が心に浮かぶことがあります。

    8歳のニコラは南の国から父の故郷である北の国で10日間だけの夏休みを過ごすとこになります。

    ニコラはそこで父と仲の良かったカワウソのおじいさんと出会うのです。

    父と仲の良かった「カワウソの」とあるので、本物のカワウソではなく、カワウソと縁のあるおじいさんなのかと思ったのですが、小さい時に一人ぼっちになった本物のカワウソでした。

    カワウソのおじいさんの言葉でとても印象的な言葉があります。「自分にむいとると思うところへ行くのがよいのじゃよ。しらないところでくらしてみるのもわるくない。そのうちにまた、もとのところに帰ってきたくなったらねそれもよしじゃよ」

    この本を書かれた山口智子さんは1960年から79年まで、絵を担当した堀内誠一さんは1973年から81年までフランスに滞在。本が出版されたのは、1984年です。

    そんなことを考えると、カワウソじいさんの言葉は、フランスで滞在経験のあるお二人の気持ちと私は勝手に重ねてしまいました。

    人生の中には、夢のような幻のように存在する何日かもしくは何カ月、何年という時間が存在するような気がします。

    このニコラが経験した10日間も、そんな夢のような幻のような時間だったのかもしれないと、読んだ後ふっと思いました。

    見返しにはこの本に出てくる地図が描かれています。その地図を見るとこの話は本当だったのかもと思えてきます。

    投稿日:2011/10/09

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