「ファーディのクリスマス」 ママの声

「最近、引っ越してしまったお家にサンタさんはやってきてくれるのか？」
言われてみれば、「確かに、それってどうなんだろうね。心配だね」と言いたくなることがテーマになったお話でした。
加えて、ファーディたちの優しさがクリスマスらしい素敵なお話だったと思います。

クリスマスイブのかわいいお話。
きつねのファーディは散歩の途中でうさぎたちが引っ越してきたことを思い出しました。
新しいおうちにサンタさんが迷わず行けるように、うさぎたちの新しい家まで、枝で矢印を作ろうと思いつきます。
なんて優しいファーディ。その優しさが、思わぬプレゼントをみんなに運びます。ほっこりする素敵なお話でした。
ファーディのお話は、春や秋バージョンもあるようなので、そちらも読みたいです。

こぎつねのファーディと季節を感じることのできるシリーズ絵本の、こちらは「冬バージョン」です。
心の優しい美しい心を持つファーディに、ほっこりします。
自分が中心、自分だけ良ければそれでいい、そんな風潮さえ感じる世の中に、こういう絵本は一抹の希望を与えてくれますね。
子供にはこういう気持ちを大切に育ってほしいです。

ともだちサンタ

この響き、とても気に入ってます。

木で矢印を作りサンタさんを迎えたい。

とってもかわいい気持ちですね。

雪が降ってしまって、どうしたものかと

思いましたが、心温まる仲間によって

いい展開になりました

という事で、サンタさんがわからなくならないように、皆総出でうさぎさんの新しいお家までの矢印作りに励みます。結論、サンタさんが来ようが来まいが、気のおけない友達と一緒にいれれば、それはそれで十分素敵なクリスマスですね。

新しい家に引っ越してしまったうさぎさんを想うファーディを中心としたお友達たちが良かったです。
引っ越してしまったからサンタさんが困ってしまうのでは…と考えるところがかわいいです。
サンタさんが来る前も来た時も来た後もお友達たちのうさぎさんを想う気持ちが愛しいです。

「ファーディとおちば」で初めてこのシリーズを読んだとき、ファーディはなんて優しいのだろう！と思いました。
その優しさは、このお話でもしっかり描かれていましたね。
ファーディの気持ちが、みんなに伝わって「ともだちクリスマス」という、素敵なクリスマスになったのだと思いました。

きょうはクリスマス・イブ。
ファーディは、サンタさんが迷わずに、引っ越したばかりのウサギさんたちの新しい家に行けるか心配でした。
ファーディは、ウサギさんたちの家にもしサンタさんが行けなかったらと思うと寂しい気持ちになりましたが、しばらくしていいことを思いつき、他の動物たちもお手伝いをしてくれました。
でもせっかくのファーディのアイデアも雪が降り始めては・・・！
次の日、サンタさんが来ていなかったらと心配したファーディたちは、それぞれがプレゼントを持ってウサギさんの家にやってきました。
友情いっぱいのクリスマスのお話で、『ともだちサンタ』『ともだちクリスマス』というネーミングがピッタリです。
みんなの優しい心がとてもよく伝わってくるお話でした。

今年のクリスマス絵本で一番のお気に入りです。

引越ししたうさぎさんちをサンタさんに案内するために
ファーディが考えたのが⇒やじるし作戦。
「サンタさんのために、そしてうさぎさんのために！優しいねー。」
そして他の友達も賛同して⇒を置いていきました。
「仲間が協力するっていいよねー。」
使ったものが落ちてる枝。
「枯れた枝を探して使うとよ、折ったらだめやもんねー。」
「そうそう。」
こんな母と娘の女子会となりました。

お話の見所はまだ続きます。
ふわり、ふわりと雪がふり・・・矢印が隠れてしまいます。
ファーディたちが考えた次の作戦は
「寝ない！サンタさんが来たらうさぎさんのうちを伝える」でした。
でも、やっぱり無理でした。
長女も今年挑戦したので深く共感しておりました。

優しさがいっぱい詰まっていてどきどきする場面もある、
大満足のクリスマス絵本でした。

図書館で借りるのが待てず、購入しました。

シリーズの「ファーディのおちば」同様に、友達想いのファーディの行動力に心を打たれ、あったかい気持ちになれます。
娘と一緒に読んで、「やっぱり、ファーディの絵本はいいねぇ〜」と話しましたが、やはり「ファーディのおちば」のほうが好きなので★４つです。

ちなみに学校で１年生に読み聞かせしたところ、とても聞き入ってくれました（笑いが取れるような内容ではないですが・−・；）。

読み聞かせの最後に『みんなもお友達が喜ぶようなことをして「ともだちサンタ」になってくださいね♪』と、ひとこと添えたら、とてもいい表情が返ってきましたよ！