もうすぐクリスマスという時期に本屋さんで見つけ、表紙のあたたかくて優しい感じの絵に一目惚れしました。冬(特にクリスマスシーズン)に読むのにぴったりだと思います。
年長さん向けのようで文章も多目なので、二歳になったばかりの息子にはまだ無理かなぁ、大きくなるまで大事にとっておこう、と思っていましたが、実際に読み聞かせると意外にも最後までおとなしく静かにじーっと聞いていました。
ピッキの事がとても気に入ったようで、それからしばらくは「ピッキ!ピッキ!」と絵本を持ってきて読んで欲しがっていました。
大人の私はこの絵本を読んでいて、いつのまにかどこかにいってしまった、小さかったころお気に入りだった人形を思い出しました。そのせいかピッキがリナとはぐれてしまっていくつもの困難に出会う場面ではかなりハラハラしました。でも、そこを例のあの人が助けてくれるのはクリスマスの絵本ならではですね。
途中ハラハラもしますが、最後は心が温かくなる絵本です。また、裏表紙もとても素敵でした。読み聞かせする時には裏表紙も忘れずに読み聞かせてあげてほしいです。