昔あるところに、長い長い美しい黒髪のお姫様がいました。
王様は娘を一番素敵な王子と結婚させようと考えていました。
18歳の誕生日を前に、お姫様はいつも窓から眺めていた、
城の外へとこっそり出たのです・・・
エキゾチックな絵に惹かれて手にした絵本です。
本当に髪が美しいお姫様です。
娘は表紙から裏表紙まで続く長い髪を「スゴイねぇ」と眺めていました。
表紙だけでなくお話中でも明るい色使いの中の
美しい髪の黒い線(流れ)に見とれます。
髪の線だけでなく、木の葉や衣装も丁寧に描かれています。
ドレスもきれいですよ。女の子にお勧めです。
お城と長い髪から解放された心優しいお姫様は
生き生きとしています。自然と一体化してしまうほどに。
この絵本に素敵な王子様は登場しませんが、
結婚だけが幸せじゃないですし、素敵な終わり方だと思いました。
「どこに行ったの?」と聞かれ困ったのですが、
色々話しあった結果、
「神様になったのかな?」これが我が家の答えになりました。