料理は苦手だけれど、野菜を育てるのが得意なマグばあさん。
野菜を育てられないけれど、料理が得意なメグばあさん。
お互いに羨ましく、悔しく思いながら、二人はすれ違っても挨拶もしない仲。
ある日、マグばあさんが育てたまめのつるをずっとたどっていくと
メグばあさんの庭で実をつけていました。
その実でおいしいスープを作ったメグばあさん。
二人は互いにそれを自分のスープだと言い張ってゆずりません・・・
子どものころ大好きだった絵本で、何度も読んでもらいました。
ページをまたいでずっと伸びていくまめのつるがとにかく面白くて、
そしてその途中で登場する動物たちの動きが楽しかったのを覚えています。
特に好きだったのは、ぶたが今にもつるを食べようと
ナイフとフォークを立てているところ。
「きらないで!」と子ども心にハラハラ思ったということは、
物語の世界に入り込んで、登場人物と同じ気持ちに
なっていたんだなぁと今感じます。
仲違いしていた二人が仲良くなるシーンもとても素敵。
大人になった今でも変わらない面白さ。
購入したいです!