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マリアとコンドル ペルーの民話」 ママの声

マリアとコンドル ペルーの民話 再話:稲村 哲也
絵:ハイメ・ロサン ヘオルヒーナ・デ・ロサン
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:2024年04月03日
ISBN:9784834014471
評価スコア 4.13
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  • コンドルが悪者?

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子19歳

    ペルーの民話です。
    アンデスの草原に住むマリアは、若者の姿に化けたコンドルにさらわれます。
    高い山のがけで途方に暮れるマリアですが、
    ある日秘策を見つけますが、コンドルも用心深く、うまくいきません。
    でも大丈夫。
    マリアの様子を憐れんだカエルが脱走の手伝いをしてくれるのですね。
    その逃走劇は、やはりドキドキものです。
    さらにハチドリの導きにより、無事家に帰り着いたマリアですが、
    家には追手のコンドルが再び化けた若者が訪ねてきます。
    さあ、今度は家族総出で反撃が始まります。
    なかなか残酷な仕返しですが、昔話特有のものでしょうか。
    コンドルが悪者って、最初は違和感がありましたが、
    確かにその容姿、悪役に適任かも、と妙に納得してしまいました。
    ペルーの人々の風俗も滋味深い絵で描かれ、高原の様子も体感できると思います。

    投稿日:2015/04/03

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  • コンドルは(腹)黒いヤツでした。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    西洋では、鳥の姿をした若者が、主人公の娘とであった場合、たいていが元は王子様か何かで、悪い魔法使いに姿を変えられている。
    というパターンが多いんです。
    最近、その手のヨーロッパの昔話ばかり読んできたところで、このアンデス=ペルーの民話には話にのるまでちょっと違和感がありました。

    娘をさらったコンドルは、日本の昔話でいうならやまんば、ロシア民話でいうならババヤガーで、一見若い娘が好きそうないい男に変身しますが、白黒つけると「黒いヤツ」でした。

    それにしてもマリアを助けるためにコンドルの気を引きつけていてくれたあの「カエル」は、無事だったのでしょうか?
    コンドルの投げた石でけがをしていないといいんですが…。
    ともかく、ドキドキワクワク楽しい話でした。
    小学生の中学年くらいから、高学年のクラスの読み語りなどにいかがでしょう?
    「三枚のお札」とセットで読んだら、面白いかな〜と、思いました。

    投稿日:2010/02/18

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  • 夫の十八番

    • ハンガラムさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子16歳、女の子8歳

    とにかく迫力があります。ペルーの風景、コンドルの恐ろしさ・・・。子供たちが怖がるので、夫は大喜び!?(с∀с)しばらくコンドルごっこのような遊びをして、楽しんでいました。3びきのやぎのがらがらどんごっこ、というのもしましたが、こういった遊びは、夫の独断場!すっかり十八番の絵本となりました。
    福音館のこどものとも世界昔ばなしの旅シリーズの中の一冊です。

    投稿日:2008/01/20

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  • とてもどきどきしました。

    • れんげKさん
    • 30代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子5歳、男の子5歳

    ペルーの民話ですが、かわいいマリアと大きなコンドルがとても印象的でした。
    まるで、絵画を見ているようです。

    話の内容としては、よくありがちな話なのに・・・絵がリアルだからでしょうか?いつもにもまして、どきどきしました。

    子供たちも、食い入るように見入っていましたが、やはり怖かったのか、もう一度、とは言いませんでした。

    表紙を見ただけで、内容を思い出せるような気がする絵本でした。

    投稿日:2006/04/26

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  • どの国の民話も似た感じ?!

    ペルーの民話ということでしたが楽しく読めました。
    ペルーの象徴ともいえるコンドル。そのコンドルが人間に化けて、お嫁にしたいと思ったマリアを連れ去ってしまう。
    そしてそのマリアは、カエルやハチドリに助けられながら無事にお家へ帰る。
    何か日本の昔話にもある設定・展開に、どこの国でも同じようなお話があるんだなあとおかしくなっちゃいました。
    だからこそ息子も違和感なく聞き入っていました。
    コンドルがいつマリアへ追いつくのか、緊迫した場面もありハラハラ・ドキドキだったようです。
    ちょっとコンドルの絵がリアルすぎて、最後のページなどは怖い感じですが、すごく読みやすいお話ですし、アンデス地方の雰囲気の伝わってくる素晴らしい挿絵です。
    出稼ぎなどでペルーから来ている人もたくさんいますし、これを機に相互理解が深まったらいいなあと思えた絵本でした。

    投稿日:2006/03/31

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