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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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ここが家だ」 パパの声

ここが家だ 作:アーサー・ビナード
絵:ベン・シャーン
出版社:集英社 集英社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2006年09月
ISBN:9784082990152
評価スコア 4.59
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  • 史実を伝えるということ、事実を感じるとい

    息子と、夢の島の第五福竜丸を見学した。
    展示された船のまわりには、広島に落とされた原爆の1千倍という水爆の恐ろしさ、放射能の怖さを示す様々な展示があった。
    犠牲者の家族、特に漁労長のまだ幼い子どもの記録に胸を打たれた。
    そして、多くの小中学校生が見学に来ていること、様々な言葉を残していることに驚いた。
    過去の史実に触れるということ。
    これは、とても重要なことだと思うが、過度の恐ろしさを子どもに植えつけ過ぎても、よくないのではないかと思う。
    与えるだけではなく、消化させるためのケアが必要である。
    博物館にいくつかの絵本と紙芝居があった。
    この本は、息子が迷いつつ選んだ絵本である。
    モノトーンの絵が、言葉少なに強く語りかける。
    時折、絵はカラーになり、見るものを悲しみの奥深くに引きずりいれる。
    絵は、写真よりも生々しくもなり、重くもなり、見る者に語りかける。
    文は重くて、読み聞かせるのにも力がいる。
    息子は、どの様に感じ、どの様に消化していくのだろうか。
    自分が過去から引き継いできた史実を伝えるということ。
    これも親として重要なことだと思う。

    投稿日:2009/02/05

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