サントリー宣伝部時代の大ヒット「アンクルトリス」が懐かしい柳原 良平さんの2004年の作品です。
柳原さんは、無類の船好きとしても有名。
商船三井、佐渡汽船、太平洋フェリー、東海汽船の海運各社から名誉船長の称号を贈られているそうです。
特に、商船三井のホームページの最初のページには、柳原さんの船の作品が並んでいるのですから、並大抵のことではありません。
今回登場するにっぽん丸は、日本の大手海運会社商船三井の外航客船部門担当会社商船三井客船(通称:MOPAS)が運航する、外航クルーズ客船。
絵の雰囲気からすると、クラシックな作品かと思える位だったのですが、現役のにっぽん丸のお話です。
外航船の船旅という優雅な話なのですが、滅多に見ることの出来ないものですから、なかなか興味を抱かせる内容だと思います。
実際に、大きな客船が寄港している姿を見せることも、子供にとってはインパクトのあることではないでしょうか?
話自体は、ちょっと玄人っぽいものですが、絵自体の馴染みやすさがカバーしている作品だと思います。