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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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うみ」 パパの声

うみ 作:ピレット・ラウド
訳:内田 也哉子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2023年01月30日
ISBN:9784001127010
評価スコア 4
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  • 海には母が隠れています

    この絵本『うみ』の作者ピレット・ラウドさんはエストニアの絵本作家です。
     でも、エストニアってどのあたりにある国か知っていますか。
     この絵本をきっかけに調べてみました。
     エストニアは北ヨーロッパにあって、バルト三国のうち最も北に位置する国です。
     国の広さは日本の九州より少し広く、人口は130万人強。
     美しい景色と自然が広がる国だそうです。
     この絵本も見ていると、なんだかこの国が持っている自然の豊かさみたいなものを
     感じます。

     この作品では、海は魚たちにご飯を食べさせたり、
     おふろに入れたり、物語を読んできかせたりする、
     母のような存在です。
     漢字の「海」には「母」という文字が入っているように、
     海に母の存在を感じるのは、どこの国にもある
     世界共通の思いなのかもしれません。
     そんな大きな海ですが、
     あまりにも魚たちがわがままなので、どこかに行ってしまいます。
     それでも、魚たちは遊ぶことに夢中になっていて、
     海がいないことにも平気です。
     でも、海がいないと物語を聞くことができません。
     海は魚たちのところに戻ってくるのでしょうか?

     あまり馴染みのない国の絵本ですが、
     通じる世界観を感じます。
     訳者は樹木希林さんの娘、内田也哉子さん。
     内田さん自身、母親でもあるので、
     つながるものを感じたのではないでしょうか。

    投稿日:2023/04/02

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