ふしぎな はこ(評論社)
箱のなかにはいっているのは?!
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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3件見つかりました
ただただ海を泳ぐさかなさんにとって、海はひたすら海なのです。 ひとりで泳いでいたら、見たものも聞いたことも、誰にも話せないくらい果てしない世界なのですね。 海岸に近づいたときの感想が効いています。 海岸は海の終わりなのでしょうか、海の始まりなのでしょうか。 どちらも正解ですが、考え方で見え方が違う世界が哲学的です。 読み聞かせで使いたいのに、どうしてサイズが小さいのでしょうか。
投稿日:2017/07/26
五味さんの本だったので読みました。とくにこの「これは ○○」のシリーズが大好きです。そのテーマのものについてじっくりと、詳しく書かれているところがいいですね。そのものについて色んなことを知ってみたり、後でじっくりと考えてみたりできるからです。今回のテーマは娘の大好きなうみでした。娘もこれを読んで自分が海にいって遊んだことを思い出したようで「バシャバシャ!」といいながらまるで水を叩くかのように手を動かしていました。五味さんの絵本は味があっていいです。
投稿日:2010/08/17
五味太郎さんのこれはリシーズの一冊。 うみを泳ぐ小魚が主人公です。 「なにしろひろい すれちがってもきづかない」 というような成る程と頷けるようなフレーズが続きます。 こうしたフレーズは、五味太郎さんの真骨頂といったところでしょうか。 そうして辿り着いたのが海岸で、小魚の一言がたまりません。 「ここがうみのはじっこかな! ここがうみのはじまりかな!」 今まで宇宙のはてがあるかって考えたことがあっても、うみについては考えたことがなかったのですが、小魚にとっては、まさにうみはそれだけ大きいものなのでしょう。 五味さんの特徴である青緑、緑といった色が、実にうみの色にあっていて、綺麗な絵本として仕上がっています。 もちろん、幼児向けの絵本なのですが、大人が読んでもホットさせてくれる絵本だと思います。
投稿日:2009/08/27
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