「ぼくのママはどこ」・「まじょとねこどん ほうきでゆくよ」が我家でヒットしたジュリア・ドナルドソン、アクセル・シェフラーのコンビの作品。
原題は「The Gruffalo」
お話は、ネズミが森で他の動物に食べられそうになると、「グラファロ」という架空の動物の名前を出して難を逃れるというところが最初。
それだけかと思いきや、実物の「グラファロ」が登場して、意外が結末に向かいます。
文句なしにストーリーが面白いです。
良く考えられた展開で、子供達も大喜びすること間違いありません。
この手の話は、昔話に多いのですが、それを現代に再現したといった趣です。
そして、その絵が、また素晴らしい。
どこか憎めない表情の動物達は、とても良い味を醸し出していて、肉食獣にありがちな印象は微塵も感じられません。
久山 太市さんの訳も、テンポが良く、原作の面白さを十二分に伝えていると思います。
読みやすい絵本なので、是非読み聞かせにオススメします。