子どものいない老夫婦の元に授かったゆきむすめですが、ゆき娘が、冬が過ぎて春がきても家の中に閉じこもって遊びに行こうともしない時に「むすめや。どこかわるいのかい?それとも悲しいことでもあるかい?」と心配するおばあさんです。夏がきて、女の子たちが誘いに来たときに、「あついわ。おひさまがこわいわ」と嫌がっているのに、おじいさんやおばあさんに進められて、仕方なく出かけたゆきむすめです。どうして気がついてあげれなかったのか?ゆきむすめもきっぱりと断れなかったのか?と残念な気持ちが残りました。二人で雪で作ったゆきむすめなのに、どうして理解してあげれなかったのか?と思いましたが、私もきっとお友達と遊んだ方が楽しいだろうと思ってしまうし、子供を授かった喜びで嬉しくて雪で作ったことと結びつかないだろうなあと思いました。切なさが残っておじいさんとおばあさんが可愛そうです。