絵のタッチが何となく外国の作家さんのようですが…
王様のキャラと、おともたちの奮闘ぶりが
めちゃくちゃなのに、微笑ましくて
ほのぼのとした気分になれました。
あらあらあら…と思わず口に出してしまいそうな展開ですが
決して怒らない王様と、
王様の命令に一生懸命こたえようとするおともたち。
最終的には、ニコっとなる展開。
こういうの、いいですね。
で、最後のページ。
あぁ、なるほど。
と納得いたしました。
一番最後まで読んで、よりスッキリしました。
作者の細かい気配りを感じられました。
装飾品等の描かれ方も緻密で素敵です。
随所に見られる作者のこだわりでしょうか、
けらいたち、ではなく
おともたち、という表記にもそれを感じました。
ただ、大人目線で言うと
おともたち、という平仮名表記は
ぱっと見た時、お友達に見えるので
最初だけ少し読みづらかったのですが
そこもおそらく作者の思いがこめられているのだろうと
感じることができるくらい優しい絵本です。