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おおかみと七ひきのこやぎ」 せんせいの声

おおかみと七ひきのこやぎ 作:グリム童話
絵:フェリクス・ホフマン
訳:瀬田 貞二
出版社:福音館書店
税込価格:\1,540
発行日:1967年4月1日
ISBN:9784834000948
評価スコア 4.59
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みんなの声 総数 110
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  • 勧善懲悪が大切な時期もある

    このお話を知らない方がごく稀だと思います。
    でも、最後にオオカミが死んで子ヤギたちが喜んで踊り回るなんて残酷!と思われる方もいらっしゃるのでは?
    でも、これが大切なんです。

    もちろん私は暴力が大嫌い。でも子ども時代…ごく幼い頃には勧善懲悪が大切な時期もあります。そして5歳半を過ぎた頃から、勧善懲悪ではない世界に入っていくのです。

    その頃やっと、自分の力でおおかみにも家族があるのではないか?話し合っても解決はしなかったのだろうか?など表に現れない世界を想像していくようになっていきます。

     そのためには、それまでの約5年あまり、毎日の生活の中で、大人から押しつけられた価値観(たとえそれが暴力を否定するという考える余地のないようなものであったとしても)から離れて「自由に自分の意見を持つことの出来るよう」配慮していく必要があります。そして、絵本などで勧善懲悪をしっかり体験していく。怖いけど、みんなで力を合わせて頑張れば悪いもの懲らしめることができるのだという確信を育んでいきます。母山羊と子ヤギという弱い存在は、自分たちの姿と重なって、こどもたちを励ましてくれます。

    もちろん、園でのごっこに「開けておくれ子供たち、お母さんだよ」のセリフは不可欠です。ワクワクドキドキするこの絵本がこどもたちは大好きです。

     この絵本には沢山のホフマン氏の愛情が注ぎ込まれています。彼の作品の大半は自分のこどもたち一人一人に描かれたものなのです。赤痢や猩紅熱など、その時代には命さえ左右する大病に冒された娘達に、母さんはきっとお前を守ってくれる。知恵と力で弱いやぎだってオオカミに勝てるのだから…というメッセージをこめて…。
     3才頃からぜひ読んであげて下さい。絵をしっかり読み込んでいけば、テキストに書かれていないお父さん山羊の所在や、お母さん山羊の気持ちが分かってきます。

    投稿日:2006/11/03

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  • おおかみ大好き!

    2,3歳ぐらいの子ども達ってちょっぴり怖いものが、実は大好きだったりしますよね。おおかみやおばけが特に好きだと思います。

    この絵本はとても絵がリアルで、一見「幼い子にはどうかな?」と感じたりすると思います。でも、怖いと思いながらも興奮して見ていますよ。

    投稿日:2015/01/27

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  • 思い出の絵本

    幼い頃、母に読んでもらっていた思い出の絵本です。
    母曰く、他にも絵本は買ってるのに、読んでほしいと持ってくるのはいつもこの絵本だったそうです。
    たしかに、この絵本は、今見返しても懐かしい感じがして、ページをめくるたびに「うわーこれ覚えてる」と声が出てしまいました。
    子どもをひきつけるなにかがある絵本なのだと思います。

    投稿日:2013/10/24

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  • 納得のいく最後

    図書館で借りてから、3歳の娘がとても気に入ったため、購入しました。娘1人でも読んでいます。オオカミがガラガラ声で「お母さんだよ。開けておくれ」というところは、本当にガラガラ声を出したり、ストーリーもきちんと覚えているようです。

    絵は可愛くもないし、お話の最後に、オオカミが井戸に落ちて死ぬとヤギたちが揃って「オオカミ死んだ。オオカミ死んだ」と踊りを踊る場面もありますが、娘はとても納得しているようです。いつもは可愛いものばかり選んでいるのに不思議です。

    投稿日:2010/05/15

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  • 怖い内容

    名作のグリム昔話絵本です。

    有名なお話ですが、私が子どもの頃読んでもらった絵本には、最後のシーンは出てきませんでした。

    もちろん子ヤギたちを騙したオオカミが悪いのですが、ここまで描かなくても・・・と思ってしまいました。

    そして、「おおかみ しんだ! おおかみ しんだ!」と叫びながら、井戸の周りで踊る子ヤギたちの姿や、お母さんヤギの残酷さがとても怖く感じました。

    この本を読み聞かせるなら、小学生くらいになってからのがいいのでは?と思いました。

    投稿日:2007/12/31

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  • 有名だからこそ正しい内容で!

    • ぽー嬢さん
    • 30代
    • せんせい
    • 東京都
    • 男の子3歳、女の子0歳

    とっても有名なお話なので、絵本も色々出版されています。
    有名だからこそ正しい内容で読んであげたいと思い、この絵本を手にしました。そして、お勧めです!
    内容はグリム童話に忠実で、残酷に思える表現もあります。でもホフマン氏の絵がとても丁寧で、何度も読み返すうちに
    母ヤギ、子ヤギの表情、目線…よく見ると色々見えてきます。
    残酷で「ちょっと」と言う人もいますが、命の大切さや親が子を思う気持ち等、ストレートに伝わってきて私は好きです。
    残酷とか怖いという表面的な大人の理由で、この絵本を選ばないのはもったいないと思います。

    投稿日:2007/08/31

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  • ひきこまれます

    絵がシックで、シンプルな分、お話にひきこまれます。
    有名な話なので、いろんな絵本がありますが、園ではこの絵本を推薦してました。
    子ども達は、わくわくどきどき。
    おおかみのシーンは、2歳の子にはちょっと怖かったようです。

    投稿日:2006/03/03

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  • 研修会で伺ったお話です。
    この有名なお話しはフェリックス・ホフマンによって素晴らしい命を吹き込まれている。見返しページの植物の絵からこの話しは始まっている。時計に隠れて助かった子やぎは最初のページからただ1匹母親を見上げて話しを聞いている。多分おおかみに食べられたのであろうおとうさんヤギが写真として登場している。最後の子やぎ達が寝ている部屋のまどの外の月は父親を象徴している。なぜならドイツ語で月はder Mond(男性名詞)なのである……。なるほど、と何回も頷きながら伺いました。
    マンガチックな絵でなくリァリティを実感出来る絵だからこそ、この絵本をじっくりと見入ってお話しの世界に入ることができるのでしょう。したたかなおおかみ、慌てふためく子やぎ達、悲しみにくれる母親、どれにも感情移入ができます。

    ところで、子どものときからの疑問があります。はくぼくを
    食べたら本当に声がきれいになるのでしょうか?

    投稿日:2006/02/17

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