「とんでもない」 その他の方の声

隣の花は赤い　や　隣の芝生は青い
こんなことわざが絵本になっています。
いいなぁと羨ましがられることも、本人にしてみれば、意外に『とんでもない』ことだということ…よくあります。
そういったことがテーマの絵本です。

それぞれの動物のとんでもない理由が笑えます。
でも、絵本になるなら、前向きな内容がいいな…

鈴木のりたけさんの「なんでもない」が気に入ったので、こちらも読んでみました。
鈴木のりたけさんらしい動物の絵も魅力的な一冊です。

どこにでもいるふつうの男の子からお話は始まります。
ふつうであることにうんざりしている男の子は、サイのことをカッコよくて羨ましいと言います。

サイは「とんでもない」と言い、ウサギのことが羨ましいと言います。

サイ、ウサギ、くじら、キリン、鳥、ライオンと同じやり取りが繰り返されます。

息子に読み聞かせながら、いろいろ考えさせられました。
他人と比べてしまうこと、他人のことを羨ましく思うことは、誰にでもあります。
その気持ちに押し潰されて、自分を嫌いになることなく、「自分らしさ」を大切にしながら成長してほしいなぁと思いました。

羨ましく感じることでも、本人にとっては深刻な問題！
そういうことって、人間同士でもありそうです。
インパクトのあるイラストは、どこか現実味を帯びていて
こんな世界が本当にありそうだなと思いました。
それにしても、キリンの悩みはなんだか気の毒！
いつか、天井の高いおうちに住むことが出来ますように！

表紙の絵に
コレは読まないと！！
と、思わせるインパクト大

全ページためしよみで
楽しませていただきました

本を読んでいる「ふつうの」男の子のぼく
普通　じゃないことに
あこがれる？
うらやましい？
と、考えたのは「サイ」！！

発想がぶっ飛んでるような（笑

そこから、いろいろな憧れる動物が
順繰りに出てきては
自分にはないものに
憧れているんだ・・・
と、気付かされます

おかしいのは、ねこの大群と
ライオンさん！！
おかしいです
そこは表紙からの推測通り
裏切っていません

ぼくのまとめ？気付き？が

じぶんに　ないものは　よくみえるけど
あったら　あったで　いろいろ　たいへん

全くその通り
だと、おばさんも思います！！

『隣の芝生は、青い』　ですね！？

まず表紙のライオンからして、クセがすごそうな絵本だなとは思いましたが、とっても面白い！

ふつうの人間の子供が、サイの皮膚はよろいみたいでかっこよくていいなぁと思うところから始まって、それに対してサイは「とんでもない！」と言い、よろいのような皮膚をもっていることゆえの悩みを言います。そして○○はいいなぁ〜と続いていきます。

隣の芝は青く見えると言いますが、本当に人のことをうらやましく思わないようにするのはとても大変なことです。

子供たちには、他人のことをうらやむよりも、自分のいいところに自信を持って欲しいです！

自分に満足できなくて、空を飛ぶ鳥になれたら　自由に空を飛べて　いろんなところへ行けるのにな〜　　　　　　そんなこと　私も思ったことがあって　ふふふふ・・・・ちょっと笑えます

人間の男の子は　サイのようになりたい
「とんでもない」　　サイはおもいよろい　　　うさぎのようにぴょんぴょんとびまわりたい
みんな　自分に満足できず　人の花は赤い　
そんなふうに思うことが　日常にあるのを　うまく絵本にされていて・・・・

だから　共感できるのですね
満足できたり　　自分の存在に　感謝したり　いろんな事考えながら生きているのですね

ちょっと話しは飛躍しますが。
昨日　老健施設でお世話になっている９５歳の母親に会いに行きました
母もまた　自分が施設でお世話になり　たくさんの老人がいて　こんな大きな施設作ったことを　恐ろしいといっていて・・・・
やはり　家が良いのだな〜（子どもとしては複雑な思いがしました）　　　
母もまた　自分に満足できていないのを感じました
みんな　みんな　死を迎えるまで　満足できないのかもしれませんね