感情的になって、人間関係をこじらせてしまう人っていますよね。
子どもの頃は、ごめんねと素直に謝れば、だいたいの事は大丈夫だった気がしますが、大人になっていくとだんだん頑固になったり、変な理屈をこねたり、立場やしがらみがあって面倒だったりして、なかなか素直にごめんなさいが言えなくなります。
そして、ごめんなさいと言っても言わなくても、「納得できない」という気持ちがくすぶり続けてしまうことも。
「感情」は、なくすことはできないけど、ありすぎても持って行き場がなくて困ります。
未だにどうやって自分の感情を、安全に平和的に解消できるのか迷います。
しかし、この絵本のように、強い感情を有効活用できたら。
怒りを「八つ当たり」とか、「物を壊す」とかいう形で出してしまったら、良くないけれども、「ギョウザを焼くエネルギーに帰る」という上手い形に変換することで、四方八方丸く収まって、みんなも仲直りして、平和になってしまう。キョウザもますます旨くなります。
この絵本は、子どもにも読んでもらいたいけれども、大人にこそ、読んでもらいたい。
怒りのエネルギーを、例えば、「家の掃除にぶつけてみる」「鍋をピカピカになるまで磨いてみる」「運動をしてダイエットに役立ててみる」「近所のゴミ拾いでもやって憂さ晴らししてみる」「空き缶やペットボトルをつぶしてごみを減量化する」など、
どうにかして有効なエネルギーとして活用できる方法があると気が付きます。
怒りが、そのままだったら危険なエネルギーだけど、フライパンの火のようにおいしくなるエネルギーに変換する事もできると考えたら、気持が楽になりました。
うちにも一台、このフライパン、ください。
とりあえず、生ギョウザを頭にのせて、冷静になれるようにおまじない。