絵本ナビさんの紹介の所には
発行が2002年になっていますが
図書館にリクエストして
届いたのは
なんと!
1973年の初版本のようです
結構ぼろぼろで
「書庫」のシールあり
なんとも時代を感じさせます
井上さんのおどろおどろした絵が
とても雰囲気にマッチしています
若い頃の私だったら
手に取らないかも・・・(笑)
文章も多いですが
語られているような雰囲気で
長く感じません
「かっぱは、 わるいやつじゃない。」と
冒頭の文章で始まります
確かに・・・そうかも・・・
人間の欲が悪いんだ・・・
辛くても、気のいいかっぱは
じ〜ッと辛抱している姿とか
悪徳商人に騙されても
こどもたちに
バカよばわりされても
皮が溶けてしまって
気が遠くなっても
それでも
人間の来るのを
友達が来るのを
待っているー一途な気持ち
かわいそうで
商人や、欲たかりな殿様に
対して怒りを覚えます
最後の絵には
文章がありませんが
石の目が
にこにこ目になっていて
こどもたちも
バカ呼ばわりしてない雰囲気に
ホッとします
いじらしい、人間好きなカッパのお話でした