ちょうおもしろい(フレーベル館)
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きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
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問答無用のパワフルな絵を作り続けるスズキコージさんならではの問題作です。 ただただ圧倒されるばかりなのですが、意外と確信犯的な遊びに思えました。 互いの国で正反対に発語する言語をもつ人たちが、争いを始めます。 翻訳したら、コミュニケーションが成立したら、これほどむき出しで感情的になることはないのかも知れません。 でも、多分自分たちを否定されているようにしか受け取れないのです。 かくして、両国は戦いの末に滅んでしまいました。 怪しげな鳥が両国を手に入れて、お話は終わります。 黒い怪鳥は、決して平和の象徴ではありません。
投稿日:2024/05/01
私たちは、こどもに絵本をと、いつも望む。 ここにまたその評まで残そうなんて、なんて不埒な親だ。 スズキコージの、破廉恥なまでの童心パワーに、またも完敗だ。 まるで鏡を見ているかのような絵本。 ヤンチャ表現に飲まれて、あっという間にページを繰ってしまった。 似ている、まるで違うはずなのに、似ているのだ。 だから言い合いになって、泣き叫ぶ、この絵本の絵のように。 「自分の中にも、いろんな自分があることを知っていながら、 あなたとは違うと、言い張るのだ、そう、互いにだ」 と、スズキ画伯に言われているような、気がした。 新しい古いではなく、素直なスズキ画伯のイマジンに 感謝、感謝。
投稿日:2019/04/30
お話会で読む本を探していたときに、メンバーから勧められて読んでみてびっくり。 子どもたちは、絵と言葉に夢中になっていました。 でも、大人は隠されたメッセージを感じます。 サルビ ビルサと叫ぶ国は、イランとイラク ハゲタカのサルビルサは、アメリカ 湾岸戦争のあとに、石油の利権を奪い合っていたアメリカ企業が重なりました。 端的な表現で、湾岸戦争を描いて成功した本だと思います。 もし、高学年のお子さんに勧める場合は、この裏の意味を教えてあげると、ただの言葉遊びの絵本ではないと受け取ってもらえると思います。
投稿日:2016/06/21
言葉の遊び人であり、問答無用のパワフルな絵を作り続けるコージー・スズキィさんならではの無国籍、無ジャンルの絵本。 ただただ圧倒されるばかりです。 意味の分からない回文。 互いの国で相反する言語をもつ人たちが、争いを始めます。 コミュニケーションのフィルターがないところがすごい。 怪しげな鳥だけが「サルビルサ」と、両国を理解しているのでしょうか。 意味ありげなサルビルサの輪にいたっては、思わずスズキ・コージを教祖様と呼びたくなるような、詩上がりです。 訳もなく圧倒された本でした。
投稿日:2013/06/19
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