お母さんの誕生日の贈り物にしようと、ブルーベリーとこけももを摘みに出かけた プッテは、こびとのおじいさんに出会い、ブルーベリー森へとさそわれます。そして、魔法でこびとのおじいさんぐらいに小さくなったプッテのブルーベリー森で見たこと、経験したことは……。プッテは、あまりにすばらしく楽しかったので、帰る時間が来ても、お友達にも引き止められ、もっともっとこの森であそんでいたいと思いました。でもこびとのおじいさんは、お母さんが待っているよ(o^_^o)とプッテを出会った場所まで帰してくれるのでした(o^^o) プッテは、お母さんにあげるブルーベリーとこけももの実のいっぱいはいったかごをちゃんと持っていましたよ♪スウェーデンの絵本作家エルサ・ベスコフの美しい大型絵本です。元気な男の子で、おかあさん想いのプッテが、ファンタジーの世界で森のお友達と遊びぶ姿を見事に描いた作品です。しかも、森のたたずまい、生き物などの自然がとても忠実に描かれているのが特徴です。33冊にも及ぶ彼女の作品の中で、もっともすぐれた作品といえましょう。リトグラフの手法で印刷したと思われる原書から新たに製版し、より美しく色鮮やかによみがえりました。ブルーベリーとこけももの色のみずみずしさには、目を奪われてしまいます♪
現代では、森に木の実等を取りに行く子どもっていないように思いますが、イラストも可愛らしく、なかなか素敵なお話でございました(o^_^o)