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かあさんのこころ」 その他の方の声

かあさんのこころ 作:内田 麟太郎
絵:味戸 ケイコ
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2005年06月
ISBN:9784333021413
評価スコア 4.63
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みんなの声 総数 23
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  • 想いを抱きしめて生きていきたい。

    • ぴぃまま。さん
    • 40代
    • その他の方
    • 群馬県
    • 男の子21歳、女の子18歳

    作者、内田麟太郎さんの自伝と言われている絵本で、主人公の小さな熊の「ぼく」が、何だか麟太郎さんに似ています。
    途中まで読んで、心がとってもとっても痛くなってしまいました。
    読みながら自分自身が傷ついてしまうような。
    絵本の中の「ぼく」を抱きしめて、一緒に泣きたいと思ったほど。
    でもね、あるペ−ジでふっと力が抜け、穏やかに笑っている自分がいるんです。
    そして、次のペ−ジからもう涙が止まりません。
    何度読み返しても、そして絵本を閉じても。

    親を亡くしたときの慟哭、そして、それが少しずつ癒えてきたときに気付く自分の中の大きな存在。
    悲しみをこえた先にある「かあさんの こころ」を、麟太郎さんは絵本の最後に綴っています

    「かあさんの こころは のはら。はるの のはら。 」

    タンポポの咲くのはらの絵が、とても柔らかいです。

    私の中の かあさんの こころは つき。しずかな つき。
    いつも見守ってくれている。だから、夜になると祈りを捧げます。

    悲しみをこえた先で流すかあさんへの涙は、
    いつまでもかあさんの子どもであるということの証なのですよね。

    かあさんのこころをしっかりと自分の心に抱きしめて、しっかりと生きていこうと思います。

    人はいき急いで、自ら星になんてなってはいけないのですから。

    投稿日:2011/05/15

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  • 内田さんの自伝 悲しいですね

    ともだちシリーズで いいお話をたくさん読んでいます
    内田さんがお母さんと早く亡くし 悲しい子ども時代を過ごしたのですね

    ひとりぽっちのくまのこの 絵は さびしくて悲しいです
    なぜか 暗い気持ちになって かなしくて・・・・・
    見ているのがつらいです
    雨のなかのくまのこ そこに つばめがいるのがすくわれます
    うちにかえりたくない・・・・ こんな悲しいことって・・・・
    もちろん 親が働いていて 子どもが帰ったとき家の鍵を自分で開けなくてはならない事は現実にあります
    でも・・・ 家に帰りたくない  誰もいないから  こんな悲しい気持ちを子どもに持たせるのは 酷ですね
    星になった お母さんのことを思い出す くまさん 涙がでますね〜
    でも 人は 出会いの中で 幸せを見つけることの 希望があること
    内田さんが お母さんが子どもを残して 早く死んでしまった母としての悲しさを 今ではわかる  
    お母さんに あいたいでしょうね
    お母さんの 心は のはら  はるの のはら  花が咲き
    優しく受け止めてくれる はるの のはら   ほっと しました

    悲しいお話です 子どもには読んであげるのがつらいです

    この絵本は あまりにも 悲しすぎて・・・・

    投稿日:2015/04/07

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  • 何度読んでも涙が・・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子16歳、男の子13歳

    作者の内田さんに悲しい過去があったことを知りました
    味戸さんの絵がその心を細かく描写していて
    雨に濡れるこぐまの目は悲しみが痛いほど伝わってきます

    自分が親になって初めて親の心を知るとはよく聞きますが
    この絵本を読むたびに、まだまだだなぁと感じてしまう
    それどころか親の気持ちがわからないのかと
    自分の気持ちを押し付けてしまう・・・

    最初は重いテーマのお話だと思いましたが
    母の深い悲しみが見えてきてから
    心の変化があり、春の暖かい野原となります

    厳しい悲しいつらい冬の子供時代を送ってきたからこそ
    自身の境涯に負けなかった作者の心の温もりがより伝わってきました
    年齢関係なく全ての人に読んでいただきたい絵本だと思います

    投稿日:2008/02/02

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