「赤ずきん」 ふつうだと思う みんなの声

現代と昔話が合体した新しい絵本です。
ストーリーが写真で進んでいくが、写真がモノクロ+ぼやけているので結構怖いかなぁと。
普通の赤ずきんだと思って読むといい意味で裏切られます。
絵本自体が小さいのと、やはり写真が見にくいので大勢に対する読み聞かせは向いてない印象。
自分で読み始めるなら小学低学年位からかな？中学年の方がいいかな？と思います。
読み聞かせるなら年長さんでもいいかもしれません。

モノクロの写真の中で、町を歩く無邪気な少女が赤ずきん、森を無表情な町角に置き換えて、とても実験的な写真絵本です。
おおかみは、影で登場させる他は車で表現しています。
見知らぬ人から声をかけられたら…、あまりに無防備な「赤ずきん」が気になりました。
物語を完結させていないところに、展開の怖さを感じました。