まついのりこさんと言えば、1980年代の超ベストセラー「じゃあじゃあびりびり」が、つとに有名です。
そのまついさんの、「どんぐりくんのことばえほん」シリーズの第3弾。
物語は、どんぐりくんがどんぐりひろばで遊んでいるシーンから始まります。
すると、ボールがぽーんと飛び出してしまいます。
飛び跳ねるボールは、料理を準備中、食事中、お昼寝中、演奏中、洗濯中、診察中、時計を計測中、裁縫中、乗車中という動物達の色々なシーンを飛び越えます。
それぞれのシーンには、たくさんの動物が擬音を発しているのですが、如何せん動物が小さすぎ。
たくさん動物がいるというのは、賑やかで楽しいものですが、小さめのお子さん対象ということだと、一寸厳しい感じがします。
読み聞かせするというよりは、一緒に見て、楽しむ類いの絵本と言えそうです。
余談ですが、ページを越えて飛び跳ねるというコンセプトの絵本では、令丈ヒロ子さんの「ぼよよんのみ」が記憶に鮮明に残っています。
次男に何度読まされたことか、この作品を読んで懐かしく思いました。