「とさかにごはん」 なかなかよいと思う みんなの声

文の末尾をバトンタッチしながら、なんという強引なお話なんでしょう。スズキコージさんならではのきてれつさに、ただただ圧倒されました。
意味不明ではあるけれど、なんとなく物語になっている不思議な絵本です。n

強烈なスズキコージの絵が気になって図書館から借りてきました。最初、変だなと違和感があったのですが、反対から最後まで読んでいたので、まったく意味不明な内容で？？？の私でしたが、普通に最初から正しく読んでもあんまり変わりませんでした（笑）ミルトンくんにハンジュクさんの入れ歯がはまったのがちょっと疑問に思いましたが、細かいことを気にしないほうがいいと思いました。

スズキコージさんのイラストが、すっごくおかしくて、私自身は面白かったから、子どもに「聞いて、聞いて」って、読んでみたら…、
「絵がこわい」って言われてしまいました。
スズキコージさんの絵は個性的なので、この絵が面白いと感じない人には、怖いかもしれません。（残念です。ないような面白いのに）

要はちょっと変わった言葉遊び絵本です。
文章のお尻の文字と次のページの文章の頭の文字が同じで、
やや無理やり話をこじつけています。
が、この絵本の場合、ややこじつけにしている具合が楽しいのです。
読んでいると、「いや〜、そうきますかっ」って、笑えちゃう。
うちの子のように苦手な子もいると思いますが、比較的、楽しく読める作品だと思います。

物語も絵も不思議で、次は何が起こるのかなとワクワクしながら読みました。

娘がお話を理解したかどうかはわかりません。でも本を見てすぐに歯ブラシとおもちゃのおにぎりを持ってきて、表紙のニワトリの真似をしたのがとても印象的でした。
絵本は読むだけじゃないんだな、と思った一冊です。

１つの場面に１つの文章。
その文末の２〜3文字が　次の場面の文章の頭に…。
しりとりでつながっていくお話でした。
無理やり作られたのか　計算して作られているのか…
奇天烈な文章＆ストーリー展開です　笑。
歯磨きをしながら　片手におにぎりを持ち
とさかにご飯粒をたくさんつけた鳥が表紙に描かれています。
初めて見た時は（どういうこと？）って　感じでしたが
読み終わった時には
（あ〜こういうことだったの。）と苦笑。
息子が　図書館から借りてきた絵本なのですが
男の子って　こういうの好きだろうなぁ…と思いました。
短いお話なので
図書館で手にしたときも１度場読んでいるはず…
繰り返して読みたい…と思ったと想像すると
男の子って不思議だなぁ…とあらためて思いました　笑。