「イーヨとヤーヨ」 なかなかよいと思う みんなの声

４歳になりたて息子に読みました。

絵がとてもかわいい。
そして、「いいよ」「やあよ」を言われた人の気持ちが
よくわかる絵本です。
「ダメよ」とお友達によく答えてしまう、息子にぴったり。

ただ、この絵本のいいところはいつでも「いいよ」と言わなくても
大丈夫というメッセージがこめられたことろです。
ちゃんと断ることも覚えなきゃね。

私はイラストにとても癒されました。

イーヨでもヤーヨでもない無口なわが子に、内容を知りつつ「これ読んでみる？」と誘ってみた。子供はどんな風に感じるのかな？極力自分のコメントを言うのを控えて読んであげた。ちょうどおもちゃの貸し借りに「嫌！」「どうぞ！」の機会が増えてくる娘の年齢。最近、友達の家で、手に取るそばから「それだめ！」を連発されてしまって泣いてしまったこともあり、娘の顔色を伺ってしまいました。黙って眺めている娘に「どうだった？」と問うと「白い子がかわいいね」ってにっこり。良い悪いをイーヨちゃんやヤーヨちゃんに当てはめて子供を躾けることも出来る本だけど、子供なりにちゃんと感じ取って、子供なりに理解している姿を見て、深くなにかを伝えなくても自分はどんな風に振舞えばよいかを考えさせてくれる本だなと感じました。

「私イーヨが好き！」娘が最初に読んだとき、言いました。
私も、いいよってたくさんいってあげるんだーと。
２度目にこの本を読んだ時、ヤーヨもいい子だよね？
という感想が出てきました。そうなんです。ヤーヨだってかわいい子。
読めば読むほどイーヨとヤーヨとどっちもかわいい子に思えてきます。
なんだかうちの娘のよう。
イーヨの日もあるけれど、ヤーヨの日もある娘のかわいさをじわーっと感じて
ぎゅっとしたくなるあったか絵本です。

言葉通り、なんでもいいよーのイーヨと、なんでもやーよのヤーヨ。
でも二人のお花をみんなにあげてしまって無くなった時のヤーヨの気持ちが
温かい。言葉とちがって本当はとってもやさしいヤーヨ。
今では母になってる娘が小さい頃も、こんなだったなあと思うとぐっときました。

見返しにいっぱいのお花と、お友達の動物たち、イーヨとヤーヨのおうちなど、描かれているものすべてが可愛らしいです。
イーヨとヤーヨはシルエットや色使いなどまで、キャラクターが対照的に表現されていて、わかりやすいですね。
性格が違うからこそ、うまくやっていける場合もあるし、長く一緒にいるといつの間にか似てくることもあるだろうなと思いました。

なんでもいいよというイーヨ、なんでもやーよというヤーヨ。

いーよ、とほしがるみんなに花をあげて、なくなってしまうイーヨ。でも、ヤーヨが育てた花まですべてなくなり、家出するヤーヨ。

あげる心も、拒否できる勇気も大事ですよね。

考えさせる絵本でした。すごくいいと思います。

イヤイヤばかりしているとつまらない。良いよ、と気前ばかり良いと困ってしまう事になる。正にその通り。子供にその事をしっかりと分かり易く教えてくれる、素敵な絵本だと思います。とてもシンプルですが、分かり易くて、子供のためにもなって良い絵本です。

この本と同じように、うちの子友はイヤばかり。いいよ、といつか言ってくれることを願っています。まだ幼稚園に通う位のお子さんをお持ちの方にはお勧めの本です。きっとお子さんと同じような場面も見えてくるかもしれません。私の子供とは良くかぶっていて、「あ、同じだ。わかる〜」と思いながら読みました。

２歳半の息子に図書館で借りて読んであげました。

「いーよ」しか言わないやさしいイーヨと 「やーよ」しか言わないひねくれもののヤーヨ。
正反対の二人ですが、二人ははとても仲良し。一緒のお家に住んで庭でたくさんのお花を育てています。
ある日、お友達がお花をもらいにくると…

最後のイーヨとヤーヨの言葉、初めて読んだ時は思わず、うまい！と言ってしまいました。

息子も気に入った様で、読んで欲しいと持ってきます。

子ども向けの絵本では通常、いつも「いいよ」というイーヨは優しくて正しい子として終わるものです。
しかしこの本では、「もーちょっとやーよっていわなきゃ」ときます。
ＹＥＳマンではだめ、あるいは八方美人ではだめ、そういうメッセージが込められているのかしら？
とっても癒されるかわいらしいイラストですが、ひと味違う絵本だな、と感じました。