「メリーさんのひつじ」 なかなかよいと思う みんなの声

小さい頃、家にあったカレンダーの絵が大好きでよく眺めていたのですが、この絵本はそのカレンダーにそっくり。
可愛い町並み、豊かな自然、人々の服装、家々に塗られたカラフルな壁の色。
「めりーさんのひつじ」のお話自体よりも、絵を繰り返し眺めています。

私も子どもの頃よく友達と歌ってました。
「メリーさんのひつじ」少し大きくなって、この歌に描かれてるお話は本当にあったことらしいというの聞いたことがありました。
この絵本の作者ウィル・モーゼスは、アメリカではとても有名な画家《グランマ・モーゼス》のひ孫だそうで、彼自身も画家として活躍しているらしいです。
彼女の作品を検索してみてみましたが、絵のタッチがとても似ていました。（似せて描いているのか、そういう風に描きたくなる遺伝子なのかはわりませんが）

文章のあるぺーじとないページがあり、全体個性的な作りですが、読みやすかったです。
ただ、絵そのものが割と細かいので、遠目はききません。

この作品に描かれている風景が、“古き良きアメリカ”といわれている頃のイメージではないでしょうか？
個人的にこの頃のアメリカの風景はとても好きです。

メリーさんのひつじという曲ができたきっかけのお話です。
本当にこんなことがあったんですね、長いお話でしたが、息子も熱心に耳を傾けていました。
絵も可愛い可愛いという感じではなく味があってすごくいいと思います。

メリーさんの羊の歌がほんとうにあった話だということ、今まで知りませんでした。
この絵本を読むと、メリーのこひつじちゃんへの優しさや、メリーといつもいっしょにいるこひつじちゃんのかわいらしさがいっぱい伝わってきて、幸せな気持ちになれます。
メリーの住む村の景色や学校のようすなどが色鮮やかに描かれていて、見開きの絵などはとくに見入ってしまいます。絵のなかのメリーやこひつじちゃんの表情から、文字はなくとも言いたいことが想像できそうです。
最後に英語詞と楽譜がついてるのもうれしいですね。
この歌とお話が、これからもずっと受け継がれていくことを願います。

誰もが知っているおなじみの曲ですが
こんなエピソードがあったなんて、全く知りませんでした。

大人の私は「なるほど〜」と思って
楽しく読んだのですが、
こども達は興味を持つだろうか？と
少し不安に思いながらも、
未年ということで
年明けの２年生のクラスで読み聞かせしてきました。

導入に
メリーさんのひつじのメロディーをキーボードで弾いてみたら
すぐにこども達は可愛い声で歌いだしました。
次に
このうたはどの国で出来たか知ってる？と聞いてみましたら、
きょとん？？としながらも
数カ国の国名があがり
もちろんアメリカも入っていました。

そして、読み始めると
お話よりも
絵に興味を持つ子が沢山いたことは
私の予想外でした。

そして、素敵なお家だったり
自分たちの教室とはちょっと違う学校だったり
絵を見て
違う時代や違う国の様子や生活様式に
興味を持つんだなぁと…感心しながら読み進めました。

もちろん、お話もほのぼのしていて心温まるので
おすすめですが
是非、手に取ってゆっくり楽しんで欲しいと思いました。

誰もが耳にしたことのある『メリーさんのひつじ』の曲。
もとになったお話があったということをこの絵本で初めて知りました！

ウィル・モーゼスさんの描く絵がとっても素敵で、その場所の音や温度が伝わってくるような絵です。