「真昼の夢」 なかなかよいと思う みんなの声

この絵本を一言で言うと、絵が素晴らしい。
これに尽きると思います。

文章は・・・なくても別にいいかなぁ。
見ているだけでも十分楽しい絵本です。

ただ、４歳の息子にはまだちょっと早かったかな？
小学生以上になればある程度、楽しめるかもしれません。

「終わらない夜」よりは怖くないです。
でも、絵の不思議な部分を注目しすぎると、私は高所恐怖症なので少し怖さを感じる絵もありました。
あと、人物が無表情だったり、悲しげだったりで、そこでも心配な気持ちになるのです。
夢の中の不思議な感覚が表現されているのかもしれません。
紅葉や雪景色があり、秋から冬の読み聞かせに向いているかなと思いました。

『IMAGENE A DAY』が原題。
『終わらない夜』を読んだ後だったので、その光がまぶしく感じました。
トリックアートなのですが、まさに白昼夢。
こんなに明るい世界で、こんなことが起こっていいの？と感じました。
決して違和感のある絵ではないのに、どこかで空間がねじれている？
とういうか、違う世界に溶け込んでいる、でしょうか。
私は内表紙の帆船がお気に入りです。
家の周りの堀も素敵です。
あ、ジグゾーパズルも、図書室も捨てがたいですね。
二次元の絵の情報から、読者の脳に取り込まれて三次元に再生される時の
トリック。
この驚きは、読者自身が作りだしたものなんですから、
まさに「IMAGENE」。
軽やかな世界を、じっくり楽しんでほしいです。

なんともスケールの大きいトリックアートです。
見ていて自分も宙に浮いているような気持ちになりました。
ありえない風景なのですが、現実感のあるのはゴンサルヴェスの絵が、細部まで丁寧だからでしょうか？
絵のひとつひとつに物語と夢があると思います。

知らぬ間に読んでいた娘が、再読したいからと借りた本。
不思議な絵が迫力で「お母さん見て、すごいでホラ」と見せてくれるのですが、私はなんとも。
エッシャーの絵なら釘付けになったことはあるのだけど。そういう緻密なトリックアートという風でなく、世界を書き込んだ壮大な一枚絵といった印象。

娘はじっくり再読して満足していました。やっぱり素晴らしいとの感想でした。
間をとって★４かな。

あらゆる空想の世界に、目も心も奪われました。
まるで空間が間違ってくっついてしまったような…一度入ってしまうと出てこれなさそう。

現実と空想のバランスが絶妙で、素晴らしいですね。

私が特に気に入ったのは、
お話の世界へ行ける本のドアに、地図の終わりから始まる冒険の旅、空高く舞い上がる木のブランコ…
どの絵も完成度が高くて、美しいです。

想像してごらん。
最初からありもしないものではなくて、ごく身近にあるものから。
そうやって空想は、どこまでも広がっていく。

本のタイトルを読んで、「真昼の夢」って言うと・・・
いろいろ考えてみました。
私にとっての真昼。ん〜、お昼寝しか浮かびません（＞＜）
物スゴイぐ〜たら？？いえいえ、長年、保育園でお仕事を
していると、真昼＝お昼寝になってしまうのです。
さあ、そんなことから入ったからかな？
絵本の中には、ストーリー的なものは内容に感じましたが
ページをめくるたびに不思議な感覚に陥ってしまいます。
あっ！私もちょうど、お昼に読んでみたからかな？

まず、表紙の絵の砂浜から階段を駆け上がる人を
順に追っていくところから入り・・・
各ページの絵をゆっくり見ていくとその想像の世界の
スケールの大きさに虜になってしまいます。
すばらしい挿絵です！そして、更にその想像を膨らませる
事に手助けしてくれる、文章！スゴイ！の一言です。


夜の眠りとは違って、とても気持ちの良い、
さわやかな風に包まれての昼間のウトウト感にぴったり！
是非、お昼寝時間前に♪