灰島かりさんの翻訳で気になって手にしてみました。
〜なんだ。と、軽快な文章は灰島さんらしい。
お話しもドラゴンが登場するのでちょっとこわめのお話しなのか?って
勝手に思いこんでましたが、そこはやっぱり灰島さんが翻訳するだけあって
パッカ パッカ パッパカパ〜
おうまに うまく またがる
ドラネコ? じゃなかった、ドラゴンだった。
言葉遊びも効いてる!
3匹の小さなドラゴンが登場して、それぞれが騎士にワガママを言いたい放題するのですが、そのワガママもフフッ!って
笑っちゃうようなワガママで、「も〜、これくらいなら自分でやってよ〜」
私ならそう言って逃げてしまうなぁ。
3匹それぞれに呼ばれるたびに同じような行動を取る騎士なんですが
だんだん疲れていくことはいうまでもありません。
そこで、読む速さを工夫すると聞き手の子どもたちも
ん?次はどんな事が??ってかなり期待が高まったようで
「早くめくってよ〜」
もちろん、読み手の私も気になるので早くめくってしまいました。
挿絵も細かく見たら、最初は職務に忠実な騎士らしく、キリッ!とした
表情をしてますが、だんだんにねむいよ〜モードになってるところもおもしろい!
騎士の「ほんまにつかれた」の台詞も灰島さんの翻訳らしくて
笑っちゃう!
はじめから終わりまで、決して大きな声ではありませんが
クスッと笑えるお話しでした。