「マーのたてがみ」 なかなかよいと思う みんなの声

4歳5ヶ月の息子に読んでやりました。ライオンのマーはその風貌が強そうだからといばってばかり。そんなライオンが苦手だった弱い動物たちは、マーのたてがみが強い風にあおられてなくなってしまい弱そうに見えるのでびっくり！マーもたてがみがないというだけで、急に弱気に。でも、あまりにも恥ずかしくて外に出てこなくなったので、動物たちはマーのたてがみを探してあげます。でも、それがぼろぼろ・・・。なんだかたてがみありきの強さの象徴というのもおかしな気がします。強さってたてがみだけで測れるわけではなく、その他の総合的なものによってだとおもうので、ちょっと極端な話だと思いました。動物たちの気持ちはいいと思うけどね。息子は最後のマーの姿だけには納得したようでした。

たてがみを自慢してばかりいるマーに、サバンナのみんなは少しウンザリ気味。
そんなある日、マーの自慢のたてがみが風に飛ばされてしまいました！
マーのいばりんぼがなくなって、内心ほっとするみんなでしたが……。

つんつるてんになってしまったマーのしょんぼりぶりが、
可哀想だけど可愛いくて、くすりと笑ってしまいました。
動物たちの心遣いや思いやりにも、ちょっぴりじんとさせられます。

質感がありつつもさっぱりとした絵柄で、動物たちもかわいいです。

シンプルなストーリーながらも、
友情の温かさ、友達の大切さがきちんと描かれています。

ちょっぴりいばりんぼのこや、
いばりんぼのお友だちがいるこにおすすめです。