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はなやのおばさんなかなかよいと思う みんなの声

はなやのおばさん 作:ねじめ 正一
絵:大島 妙子
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:初版 2008年04月20日
ISBN:9784494007974
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,835
みんなの声 総数 11
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  • おはなやさんになりたい

     みどりちゃんの夢は、おはなやさんになること。学校の帰りには、いつもお花やさんに寄ります。

     お花やさんのおじさんもおばさんも、やさしくていいなと思いました。町ぜんたいで、子どもを見守り育てている感じです。
     おじさんが亡くなって、一度は閉めたお店、また開店してよかったです。みどりちゃんの喜びがつたわってきました。

     みどりちゃん、きっとすてきなお花やさんになるんでしょうね。ほのぼの明るい気持ちになる絵本でした。

    投稿日:2014/04/22

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  • 「げんきになってよかったね。」

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子10歳

    みどりちゃんの夢は、花屋さんになること。

    花屋さんのおじさんとおばさんとは、大の仲良し。
    おじさんはいつも花の種をくれました。
    ところがある日、突然おじさんが亡くなり、
    花屋のシャッターがしまったままに・・・。

    みどりちゃんの心を代弁するかのように、
    その後、まわりの景色がモノトーンに。
    いままで、いろいろな花が綺麗に咲いて、
    明るい絵本だったのに・・・。
    みどりちゃんの気持ちが痛いほど伝わってきました。
    そして、みどりちゃんの目から大粒の涙・・・
    思わずもらい泣き。

    たとえ他人でも、人が亡くなると悲しいです。
    みどりちゃんが、花屋さんの前を通るのが嫌になる気持ちよくわかる。

    悲しみを乗り越えて、おばさんは花屋さんを再開します。
    どんな気持ちで再開したのでしょうか?
    おばさんの屈託のない笑顔の裏には、
    どれ程の苦労があったのかと思うと、
    素直に喜ぶことは出来ませんが、
    みどりちゃんの夢が、壊れることなく、
    いつか叶うといいなと思いました。

    投稿日:2011/05/27

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  • 身近な人だけど身内じゃない人の「死」

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    大島さんの絵は、やっぱり素敵!と思いました。
    主人公のみどりちゃんは低学年くらいだと思いますが、
    「身近な人の死」を取り扱っているものの、主人公にとって仲のよかった顔見知りのおじさん。という微妙な他人であるので、読み手が小さいと、理解しにくいお話かもしれません。

    1人読みで個人的に読むのは、問題ありませんが、大勢いるお話会などに使うのは、どうかな?と、思いました。
    読むなら、小学校中学年以上のお子さんに。

    投稿日:2010/07/22

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  • 「別れ」をありのままに

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    みどりちゃんは花屋のおじさんおばさんと仲良しです。
    毎日学校の帰りに花屋さんの前をとおると、おじさんが花の種をくれます。けれど、ある日おじさんが亡くなってしまい、花屋のシャッターも閉まったままに・・・。

    ねじめさんのお話は、大げさな言い方をすれば、人生の不条理さを包み隠さずに表現しているものがあります。
    特に別れ。死別・生別にかかわらず、別れというものはある時突然やってくる場合が多く、納得して別れるという場合の方が少ないもの。
    それを 柔らかく包まず、隠さず、充分に説明もせず、ありのまま突きつけ流す。
    子供の絵本としては不親切といえば不親切。
    しかし、逆を言えば、別れの不条理さとそれを納得しなくても受け止め乗り越えるという大事な事を、絵本という分かりやすい形で子供に触れさせるというのは、思いやりかも。

    込められたメッセージは深いですが、悲愴さはなく、明るいラストに心が温かくなる作品。

    小学生になってから、とくに中学年以上に読んで欲しい作品です。

    投稿日:2009/01/20

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