みどりちゃんの夢は、花屋さんになること。
花屋さんのおじさんとおばさんとは、大の仲良し。
おじさんはいつも花の種をくれました。
ところがある日、突然おじさんが亡くなり、
花屋のシャッターがしまったままに・・・。
みどりちゃんの心を代弁するかのように、
その後、まわりの景色がモノトーンに。
いままで、いろいろな花が綺麗に咲いて、
明るい絵本だったのに・・・。
みどりちゃんの気持ちが痛いほど伝わってきました。
そして、みどりちゃんの目から大粒の涙・・・
思わずもらい泣き。
たとえ他人でも、人が亡くなると悲しいです。
みどりちゃんが、花屋さんの前を通るのが嫌になる気持ちよくわかる。
悲しみを乗り越えて、おばさんは花屋さんを再開します。
どんな気持ちで再開したのでしょうか?
おばさんの屈託のない笑顔の裏には、
どれ程の苦労があったのかと思うと、
素直に喜ぶことは出来ませんが、
みどりちゃんの夢が、壊れることなく、
いつか叶うといいなと思いました。