「幸せの絵本」に紹介されていたので、早速借りてきましたが、
本の厚さに、読み聞かせをやめようかと思いました・・・。
我が家にとっては初めての長編です。
読み聞かせをすると、40分はたっぷりかかります。
でもせがまれる度に読んで、後半はだんだん上手になりました。
港町の小さな保育園のお話。
町の物はみんな子どもたちの遊び場で、物はなくても、
子どもたちはイマジネーションで十分遊べるという、
ちょっと昭和な匂いのする作品です。
私は学童保育の指導員をずっと長いことやってきましたが、
その時のことを思い出して、なんだか懐かしい気持ちになりました。
毎日朝から晩まで子どもたちと一緒に真っ黒になって遊んだものです。
そしてダンプえんちょうみたいな人を私はたくさん知っています。
でも自分に子供が生まれてからは、冒険から遠ざかり、
「あぶないからやめなさい」という言葉が、随分増えました。
命にかかわるような大きな怪我でなければ、
小さい怪我はたくさんするもの
と思っていたのですが・・・。
冒険の数だけ怪我が増え、
怪我の数だけ成長がある
もっと息子と一緒に冒険しようと気づかせてくれた作品です。