「かまきりのちょん」 なかなかよいと思う みんなの声

ちょうどお庭に水やりをしていたときに赤ちゃんかまきりを見かけた後に読んだ１冊です。さっき見たねー！などど興奮しながら聞いていた3歳息子。かまきりって強くて虫を手あたりしだいに襲って食べるイメージでしたが、この絵本を読んでそのイメージが変わりました。

得田之久さく『かまきりのちょん』1998、福音館書店。

1967年刊の再刊版。
長く読み続けられているものには、
子どもを惹き続ける理由があるんだなぁと感じられる絵本。虫の生態って本当に面白いなと気付くスタートになりそうです。

かまきりの生活の様子を描いたお話です。
白のバックに緑の葉っぱやかまきりが丁寧に描かれていて、とてもシンプルですが、ぱっと目を引きます。
「ちょん」という名前、愛着がわいて可愛いですね。
アリがうじゃうじゃ群がっている所にちょんが落っこちてしまった時はヒヤヒヤしました。
淡々とお話は進んでいき、特に山あり谷ありというお話でもないので、年長さんの娘にはちょっと物足りなかったようです。
３歳くらいからの昆虫好きのお子さんにお勧めです。

かまきりのちょんに密着取材しているみたいで、かまきりのことがよく

わかります。

緑が濃くてとても綺麗に描かれていると思います。

草花の名前も「つゆくさ」「つりがねにんじん」「かなむぐら」「つる

りんどう」と、草花図鑑を見ているようです。

身近な虫さんたちにも出会えて学ぶところが多かったです。

かまきりの１日の様子が描かれています。
モーレツなアリの大群のページや、私の大嫌いなクモのページは
正直ページをめくるのも嫌だったのですが（笑）、
カマキリの迫力がよくわかるリアルな絵本だと思います。
かなむぐらとか少々馴染みのない名前も出てくるので、
子供にもわかる植物の名前だとより楽しかったかなと思いました。

かまきりのお話は珍しいので選びました。

風貌から鋭い感じを受けるかまきりですが、みのむしを追いかけて落ちてしまうところは、結構お茶目な感じ。

緑の葉っぱと一体化した色や、ちょっとのんびりした感じのお話で、かまきりって意外にかわいいのかもと思いました。

ただ、ありの群れの中にいる姿はちょっとこわい感じがしました。

どちらかというと、虫好きな男の子向けのお話かもしれません。

ちょんというカマキリの１日を描いたお話です。

カマキリの行動が上手く表現されていて、生活ぶりが分かる一冊だと思いました。

色彩もキレイで、カマキリの緑を基調として、花やその他の虫たちの色が引き立っていると感じました。

幼児クラスの子ども達に読み聞かせをした時は、とっても興味深く見てくれていましたよ。

虫好きの子どもにぴったりの一冊です☆

虫好きの息子が図書館で選んできたので、読んでみました。

カマキリの日常をそのまま絵本にしたという印象の内容です。
体を舐めたり、バッタを捕まえたり。
ありの群の中に落ちてしまって、危うい場面も。
まるで、カマキリの観察をしているような気持ちになりました。
色鮮やかな、丁寧できれいな絵が印象的でした。
物語のような絵本を期待している方には、かなり物足りないかも。

息子的には、捕まえたバッタを食べるシーンがないので、
本当にバッタを食べたの？という疑問が残ったようでした。
カマキリに羽があるのは知らなかったみたいで、驚いていました。
虫の観察が好きな子には向いている絵本だと思います。

新緑の季節になると読みたくなります。

かまきりの日常をズームアップで紹介しています。
物語仕立てですが、当のかまきりは至ってマイペース（笑）。
身近な存在かまきりを通して、自然界の掟（弱肉強食）を上手に伝えています。

淡々と書かれているので、最後のページはまだ続きがありそうな感じもしますが…、
虫好きな息子は、この絵本を読んで以来、かまきりを捕まえてくるたび「ちょん」と名づけて飼うようになりました。

2歳の娘に読んでみました。
私は虫が苦手、娘は虫が大好きですが、このかまきりのちょんは、淡々とすすんでいくのがかえってここちよく、さらりと読めました。

唯一、アリの場面だけは、二人で「ぎゃあ〜〜」といってしましましたが。

かまきりってすごいね、かまきりってなんだかキリリとしててかっこいいね、と思いながら読めました。
男の子なんかは、好きになりやすい絵本だと思います。