「偕成社のワンダーランド」から出ている1冊です。
黒ばらさんは魔法学校で魔法を習った魔女で、135歳。
牧野鈴子さんの描かれた黒ばらさんのイラストがとってもイメージに合っていました。
全体的にはとても面白い作品で、最初は1話完結かと思っていたけど、
それぞれの話が、別の話とつながって、大きな物語になっていました。
特に最初は本当に「通りすがりの子」だったひでくんが、実はとんでもない伏線を含んでいる子で、彼がこの話に登場してから、物語は大きく方向性を変えたような気がします。
読んでみた感触では、小学校の中学年くらいのお子さんを意識きているような気がしました。
物語を読むのが好きな子、ファンタジーが好きな子なら、
小学校の3,4年生でもあっという間に読めそうな、読みやすい文章ですが、最近の子どもたちだと、高学年くらいの本好きの子なら読めるかな〜、という感じです。
どうやら続きがあるようなので、今度そちらも読んでみたいと思っています。
続編にもひでくんは登場するのかな?ドキドキです。