あるきだした小さな木 フランスのどうわなかなかよいと思う みんなの声

あるきだした小さな木 フランスのどうわ 作:テルマ・ボルクマン
絵:シルビー・セリグ
訳:はなわ かんじ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1969年12月
ISBN:9784034041406
評価スコア 4.45
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  • 子どもの落ち着く場所は

    益田ミリさんの『おとな小学生』で紹介されていて気になった本です。
    木が歩き出すという、小さな木の並々ならぬ努力の後ろに、何も言えず見送るだけの親の木の寂しさも感じたからです。
    でも、子どもの立場で一番に感じて欲しいのは、自分が何をしたいかですよね。
    この小さな木は、自分で努力して歩き、思いやりも身につけ、親の知らない場所で自分の居場所を見つけました。
    もう歩くことはできないかも知れないけれど、きっと自分の子どもを見送れる親になるのでしょうね。

    投稿日:2016/07/01

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  • パパとママの木と離れ離れ

     アーティスティックな表紙の絵と、おもしろそうな題名に引かれて購入しました。1ページ1ページの絵も、異国情緒にあふれ、不思議な雰囲気があります。小さい子向けではないように思うのですが、とても印象深い絵で、何か力強いものを感じます。

     お話は、「ふらいぱんじいさん」のようでもあり、そこに恋のエッセンスも少し加わって、大人が読んでも楽しめる内容です。やがて、ちびっこの木は、深く、深く、根っこを張り、空に向かってずんずん伸び、とうとうパパの木よりも、ママの木よりも大きくなりました。

     娘は、読み終わってすぐに、「じゃあ、もう(ちびっ子の木は)歩けないの?」と言い、それから「じゃあ、パパとママは? パパとママの木は悲しい?・・・パパとママの木は歩ける?」と、大人とはまったく違った感じ方をしたようでした。娘には、ちびっこの木が、ここに根を下ろして生きていくことを決め、「木のしあわせ」を手に入れたことよりも、パパとママの木と離れ離れになってしまった、ということが、とてもかわいそうに思えたのですね。

    「悲しいお話だから、あんまりよくなかった」と言っていましたが、数年後にはどんな感想に変わっているでしょう?娘がまた読みたい、と言うまで、本棚の隅っこにしまっておこうと思います。

    投稿日:2009/06/29

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