話題
ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

  • かわいい
  • ためしよみ
新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

なく虫ずかんなかなかよいと思う みんなの声

なく虫ずかん 作:大野 正男
絵:松岡 達英
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1991年06月
ISBN:9784834004441
評価スコア 4.27
評価ランキング 21,376
みんなの声 総数 14
「なく虫ずかん」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く

なかなかよいと思う みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

4件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 面白い構成

    表紙の絵を見て、ずかんなのになぜ文字しかないのだろう?と不思議に思い、読みたいと思いました。
    見開きの黒いページに、大きな文字でたくさんの虫の声が書かれています。
    そしてページをめくろと、その鳴いていた虫たちの姿が、緻密なイラストで描かれているのです。
    木の間で、暗闇で、川の岸辺で、海辺で…
    たくさんの虫たちの声が響いて、なんとも賑やかな絵本だなと思いました。

    投稿日:2020/06/29

    参考になりました
    感謝
    0
  • 絵を楽しむ絵本

    絵本を開いた瞬間、息子が「本物みたい!」大興奮。
    本当だ! 見ごたえある〜!

    この絵本を見ていると
    ♪あれ まつむしが鳴いている〜って歌が歌いたくなりました。

    虫の鳴き声だけがページいっぱいに書いてあるのも驚き!
    でも、その字を見ていると虫の鳴き声が聞こえてくる錯覚に襲われるから またビックリ! 素晴らしい!
    擬音語を字で表現したくなりました。できるかな・・・

    投稿日:2011/08/25

    参考になりました
    感謝
    0
  • 鳴き声博士になれるかな?

    鳴く虫の代表といえば、やはり蝉でしょうか?
    家の息子もこの夏、蝉をずっと追いかけていましたのでこの絵本の初めのページをめくったとき、とても嬉しそうな声をだしました。
    まだ文字が読めないので、虫の声のページは読んであげなくてはいけませんが、次のページをめくるとその声を出す虫がとてもきれいな絵で載っているのでそこをくまなく眺めております。

    夏から秋にかけて、鳴く虫とたくさん出会えるので、この時期にぴったりな図鑑だと思います。

    鳴き声博士になれそうですよ。

    投稿日:2010/09/15

    参考になりました
    感謝
    0
  • 子ども時代を過ごした家は、畑の中に点在する民家のうちのひとつでした。木造の平屋建てで、東向きの小さな台所には北側に向かって開くドアがついていて、そのドアの手前は畳半分ほどもない狭いタタキになっていました。

    秋の夜。
    一日の家事を終えて、茶の間で、静かに家に持ち帰った残業をしている母。たまにソロバンをはじく音とカルテをめくる音が聞こえてきます。わたしは……布団にはいって読書していたり。予習や復習に追われて、居眠りこきながら机に向かっていたり。父? 父は10時にはもう寝入っているひとでした。
    しーん。
    窓の向こうからはエンマコオロギをはじめ、マダラスズ、ミツカドコオロギ、クビキリギリス、…エトセトラ、エトセトラ、それはもう数え切れないくらいたくさんの種類の虫たちの声が、遠く近く、波打つように聞こえていました。そう、まるで寄せては返す波みたいに、その歌声は楽しく陽気に、ときにしんみりと涼やかに、夜の時間を演出していたのです。

    「ヒィロリロリロリ〜ヨ」
    静寂を打ち破る突然の一声!
    …一瞬ドキリとしますが、次の瞬間にはぷっと吹き出しているわたしたち。
    台所のタタキで、エンマコオロギが鳴いているのでした。田舎の小さな古い木造家屋でしたから、隙間だらけ。ドアの下から、コオロギなどでしたら簡単に出入りができてしまうのでした。
    「いいよ、放っとこう」
    隣の茶の間から母の声がします。

    「ヒィロリロリロリ〜ヨォウ…」
    まるで土間に響き渡るおのれの鳴き声に酔いしれているかのように、エンマコオロギどのは一定の間をおいて鳴きつづけます。
    ゴキブリとは違って、半飼い状態でも何も悪さはしないし。たまに畳の部屋にまで現れては、なぜか両手にウチワを持った母と捕り物劇を繰り広げることになったりもするけれど、なんのかんの、かわいいやつであることには変わりないのでした。

    しかし、こうしてたくさんの種類の虫の声を聞いて育ちながらも、自分でも恥ずかしくなるくらい、声を聞いて種類を答えることができないのです。それに、今住まっているこの辺りではあのアオマツムシどもが超音波まがいの絶叫をし、幅をきかせているために、よほどの耳の持ち主でないと彼ら以外の虫たちの声を聞き取ることも難しい。困ったなあ、これじゃあせっかくの秋の夜が半分も楽しめないじゃない……。そんなときに出会ったのがこの「なく虫ずかん」でした。

    虫の絵を担当する人。鳴き声を、イメージそのままにデザインした文字で描く人。聞こえる声を楽譜に表そうとする人。虫たちについての解説文を綴る人。…この4人のスタッフの優れた耳とアイディアと、虫たちをいとおしむ心とが結集して、この本ができあがりました。
    グラフィックで表した音だけの見開きページのあとには、その音の正体(声の主)が、同じく見開きで明かされます。
    登場する虫たちは、住んでいる場所(その声が聞かれる場所)ごとに分類されているので、わたしたちは「鳴き声」と「場所」という二つのヒントによって声の主を調べることができます。

    この本では「コロコロコロリー」と表記されているエンマコオロギも、わたしなどの耳には「ヒィロリロリロリー」と聞こえる…といったように、擬声語というのは聞く人それぞれが違うものをもっていると思います。つまりが、こうして本に表記されている擬声語は当てにならないと言えないこともないのですが、はっきりとそれと判別できなくても、耳を澄ます手がかりには十分です。耳を澄ますいいきっかけになります。
    そして、巻末に紹介されている、鳴き声を表した楽譜によって、ある程度その虫の正体を絞ることが可能になると思います。

    懸命にいのちの歌を響かせる秋の虫たち。今あなたの耳を楽しませてくれている者たちの名前を知り、姿を知りたいと思うことが、彼らと仲良くなる第一歩ではないでしょうか。しかと正体がわからなくても、テレビを消して、耳を澄ませ、聞こう聞こうとする心、彼らに近づきたい、仲良くしたいと思う心をもつことそのものが大切なのではないでしょうか。

    投稿日:2002/09/10

    参考になりました
    感謝
    0

4件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり / くだもの

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ゆきのひ
    ゆきのひの試し読みができます!
    ゆきのひ
    出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
    くすのきしげのりさんと、いもとようこさんが贈る、雪の日の心温まるおはなし。


絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(14人)

絵本の評価(4.27)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット