新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

こおりのなみだなかなかよいと思う みんなの声

こおりのなみだ 作:ジャッキー・モリス
訳:小林 晶子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2012年09月14日
ISBN:9784265850303
評価スコア 4.22
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  • 私たちは同じ、一つの生きもの

    表紙の迫力のあるどアップのホッキョクグマに惹かれ、手に取りました。
    ホッキョクグマだし、タイトルも「こおりのなみだ」だし、と、読むまでは、勝手に、温暖化問題のお話かと思いましたが、違いました。
    人間と動物に今のように違いがなく、雪や氷にも命があり、魂があった頃のお話とのこと。
    「一つの命、一つの心、一つのたましい。私たちは同じ、一つの生きもの」というセリフが胸を打ちます。
    イラストがとても素敵でした。

    投稿日:2021/01/16

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  • イヌイットの人の話かと思いました。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子13歳

    表紙の絵がとても印象的な絵本でした。
    内容的にイヌイットの血をひく人か、北の方に住んでいる人が書かれたのかと思っていたら、なんとイギリスの方が作者でした。
    くまやカラスの絵はとても素敵ですが、正直人間の絵(特にアップのシーン)はちょっと怖かったです。

    あまりにも自然に「魔法」が出てくるので、昔話っぽい雰囲気のある作品でした。
    哲学的な選択を迫られるラストシーンがあるので、この本を読み聞かせやブックトークで紹介するなら、小学校の高学年(できれば6年生以上)の子どもたちでないと、理解が難しいかもしれません。

    投稿日:2013/03/06

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  • 私たちは同じ、ひとつの生き物

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子16歳

    『The Ice Bear』が原題。
    翻訳大賞受賞作品というだけあって、
    ストーリーの中の印象的な「こおりのなみだ」という訳出が素敵です。
    最初から最後まで「私たちは同じ、ひとつの生き物」というベースが感じられます。
    クマの子どもたちは、母グマに愛情深く育てられますが、
    1匹の子グマがワタリガラスにさらわれます。
    その子グマは、さらに、子どもに恵まれない人間の夫婦に人間の赤ちゃんの姿で助けられ、
    愛情深く育つのです。
    その子が7つの時、生みの親(クマ)と育ての親(人間)が対峙します。
    その子がとった行動がとても象徴的でした。
    親子の絆を感じました。
    かなり奥が深い内容です。
    小さい子には少し難しいかもしれません。
    じっくりと味わってほしいです。

    投稿日:2012/10/15

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