「地獄めぐり」というシリーズ全3巻の1巻目です。
最初から3冊で1つの物語を見せる作りになっているので、この本の最後は「つづく…」。みたいな終わり方をしています。
タッチはワザと子どものイタズラ描きみたいに作られています。
登場するキャラクターの作りも漫画っぽいです。
漫画っぽい作りであるので、子どもたちも気軽に手にしてくれるかもしれません。
どちらかというと、個人的には「絵本」という媒体とはまた別物のように感じました。
内容は「地獄見学の旅」で、どこかの旅のパンフレットを読んでいるような気分になりました。
この作品は「今昔物語」で描かれていることをベースに、閻魔庁の様子や八大地獄の定義、地獄の鬼たちのことが書かれていました。
小学校の4〜6年生あたりのお子さんたちが、一番手に取りそうな感じがします。
細かい説明があちこちに書かれているので、読み聞かせなどには向いていません。