「ちいちゃんときのぼり」 なかなかよいと思う みんなの声

我が家の娘は４歳，ちいちゃんと同じ年です。
この年頃の子供は木のぼりに憧れを感じるのでしょうね！
娘も，木のぼりが描かれた絵本や木の上にあるお家の絵本など大好きです。
そして私自身，この「ちいちゃんときのぼり」を読みながら，子供の頃木のぼりをしたことを思い出しました。
「ちいちゃんシリーズ」は，２歳前後のお子様にちょうどよい長さの絵本だと思いますが，４歳の娘がやりたいことが描かれた絵本だと読みながらいつも思っています。

３歳の娘も先日木に登りたがっていました。
ちいちゃんも同じくらいの年齢です。これくらいの子からすると木登りは魅力的なのかな。
私は木登りをしたという記憶がないのですが。
娘もこの絵本のみんなもいつもと視界が違ってたかいたかいと楽しそうだと思います。

文庫活動の経験から紡がれた作品です。
だいちゃんが木登りをしています。
なんと、木の上から海が見えるよ、というのです。
ちいちゃんは早速木に登ろうとしますが、うまくいきません。
ころちゃんやねこちゃんに助けてもらいながらなんとか木に登れたちいちゃんですが、
海は・・・。
海賊船？島？するめ？？？
そう、みんな想像力の世界。
でも、本当に子どもらしくて素敵です。
2歳児からのちいちゃんシリーズ、12冊もあるんですね。
ちょっとチェックしてみようと思います。

木登りが出来るような木も、なかなか見られなくなりましたが・・・
男の子でなく、女の子だって木登りには夢中になっちゃいますよね。
ちいちゃん達が登ったのは、一番低い場所なのですが、それでも子供にとっては充分に高く感じるのでしょう。
頭の中では、ずいぶんといろんなものが見えていたようですね。

今回もかわいいちいちゃんと、お友達のいぬとねこが、
かわいいやり取りを繰り広げてくれます！
仲がいいだけに、なんだかちょっといじわるだったりも
するのですが、そんな自然な感じがこの絵本のよいところ
なんだと思います。
絵のタッチも昔懐かしいって感じで、このシリーズを読んで
いるうちにどんどん好きになってきました。

ちいちゃんが猫のみいちゃんや犬のころちゃんと助け合って（？）、木登りする話です。私が子どものころによく木登りして叱られていましたが、今どきの都会では、登れそうな木なんて見かけませんね。残念です。

この巻はちいちゃんシリーズの中で息子が気に入っているものです。普段しないことを思い立ってやってみる、という冒険っぽい展開が好みのようです。息子がやったことがないけど、やればできそう、というレベルがちょうど良いようです。

娘は木登りがまだよくわからないので、反応があまりありませんでした。きっともう少し大きくなったら木登りの楽しさがこの絵本から
伝わってくるのでは…と思っています。
私が小さい頃、ちいちゃんシリーズが好きだったのですが、この「ちいちゃんときのぼり」は読んだことがなかったので、思わず図書館で借りてしまいました。木登りなんてこの時代、なかなかできないですが、
娘には機会を見つけて木登りさせたいなと思っています。
ほんとにちいちゃんはいろいろな経験をしているなぁと思います。

「木に登るといっぱい見えるんだよ」が、この絵本を読んで娘が知ったこと。
ちいちゃん達が木に登って見たものは、海賊船やスルメ（！？）
本当に見えた訳ではないと思うけど、小さな娘には絵本の中のちいちゃん達は本当に見ていると思えるようです。
大きな木を見つめる娘の姿を見ると、きっとちいちゃんのお話を思い出しているんだなあと感じます。
ちいちゃんのお話は、いつも娘の中に何かを残してくれます。
この木登りのお話では、きっと大きな木の上から見える景色を想像する力をもらったのかもしれません。

見たことがあるような、ないような。赤い髪留めにお尻が半分出ているような女の子の絵。まだ娘が小さかった頃に読んでいた絵本がこんな感じの絵だった気がします。
昔は木登りをしていた子供がいたなと、話の内容にも懐かしさを感じながら孫娘に読んでいます。
きっと、世代をまたいで親しまれていく絵本なのでしょうね。

ちいちゃんは、木に登って海を見ている大ちゃんと同じように気に登ろうとします。でも、うまくいきません。みんなで協力し合って、一生懸命登ります。
とてもほのぼのする絵本です。本当に海が見えているのか分かりませんが、海を想像しながらでも遊べるのが子供ですよね。