最近個人的にお気に入りのシリーズ『どーんと やさい』のトマトの回です。
いわささんの絵は本当にリアルで、美味しそうなみずみずしいトマトがたくさん描かれています。
この作品ではトマトがどんな風に成長して赤くなっていくのかとか、トマトの種類のこととかも出てきますが、だいこんやなすの作品とは違って、あまり細かいところまで品名をあげていません。
その代わりといっては何ですが、縦に切ったり横に切ったりした断面図で種がどんな風にはいtるか見せてくれたり、食べたときの感じも描かれていて、トマト自体はとてもおいしそうですが、ずるりと落ちた種の描写はちょっと生々しい、たとえて言うならエイリアンのような(?)未知の生命体のような雰囲気がありました。
それでも面白くて知識につなげる科学絵本としての完成度は素晴らしです。
5,6歳から小学校高学年くらいのお子さんたちに読み聞かせでいかがでしょうか?