「そらとぶてっぱん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

いきなり、最初からおこのみやきの言葉に驚きました。
そこからの、鉄板にのっての奇想天外な大冒険にわくわく。大阪弁でしゃべるのもおもしろいです。一緒に冒険を楽しんでいたので、もう、食べられない……。が、最後は！？
読み聞かせしても、楽しそうだと思いました。

ソースものが好きな我が家ですが、小さい子がいるなでたこやきの時くらいしかホットプレートはだしません。なので、あまり鉄板に馴染みがないのですが、6歳娘とソースものたちの旅を楽しみました。空飛ぶ絨毯ならぬ、鉄板…岡田さんワールド全開でした。

熱がりのお好み焼きと、その隣で焼かれていた焼きそば、たこ焼きがしゃべり出す。そして、熱い熱いと、彼らを乗せた鉄板が空へと飛び出しした。遊園地で遊び、海水浴をしに海へ。鉄板が海に降りたら、重さでどんどん沈んでいって…。関西弁で繰り広げられるこの奇想天外で笑えるストーリーがスピーディーに展開していく様子が楽しいです。

てっぱんが空を飛ぶという、なんとも奇想天外なお話です。
お好み焼き、たこ焼きに焼そばと、大阪の粉もん文化を代表するような三人？が、てっぱんの上で、グチグチ言ってたら、てっぱんが飛んだ！
それからは、遊園地やら海やら行ってやりたい放題。
あれこれ考えずに笑える絵本です。

おお、大阪人にはたまりませんね。
大阪名物、粉モンのお好み焼き、焼きそば、タコ焼きストーリーが、
コテコテの関西弁で、吉本新喜劇並みのノリで展開していきます。
暑がりのお好み焼きが文句を言ったため、鉄板が空を飛んでお出かけするのです。
遊園地に通天閣、そして海！？
もちろん、最後は元通りの終焉。
屋号が「やいたろう」って、そりゃあ、焼きにこだわったお店だから、
でしょうか。（笑）
幼稚園児くらいから受けそうですね。

このお話は、焼きそば・お好み焼き・タコ焼きと鉄板んでお店を抜け出して街をぐるっと飛んでちょっとした旅をするお話でした。旅の途中のリズムのいい彼らの掛け合いが読んでいても聞いていても面白かったです。それぞれの食べもののイメージにぴったりな感じのキャラ設定も面白かったです。

食べ物が逃げちゃう（旅に出る）話は何冊か読んできてます。
こちらも愉快な内容です。
それだけでなく、通天閣など大阪らしさが描かれていて、大阪に住んでいる息子は親近感が持てたみたいです。遊園地のシーンは、「もしかしたら、これ、ひらパーかも？」なんて言ってました。

お好み焼き屋の鉄板が空を飛ぶ？
鉄板の上のお好み焼き、たこ焼き、焼きそばがしゃべる、動く、…。
なんとも奇想天外な物語ですが、どこか日ごろのうっぷんがたまっている彼らの動きに、かつての歌、「およげたいやきくん」を思い出しました。
海の底に沈んだ鉄板はお土産付きで店に戻ってきました。
オチとしては、ちょっとまとまりすぎにも思えますが、展開には、理屈抜きにあっけにとられ、笑ってしまいました。