「ネルはいぬのめいたんてい」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

サラ・オギルヴィーの挿絵が気に入ったので、いろいろ読んでいます。
今回は犬のネルが大活躍するお話でしたが、本が大好きな犬なんて、ちょっと奇妙で愉快な感じがしました。
最後に図書館が出てくるところも、気に入りました。
生きている間に、読める本の数なんて、ほんの僅か。
ましてや、読みたい本を全て買い揃えるなんて、なかなかできません。
読みたい本を図書館で探せるなんて、とても幸せなことだなぁと共感してしまいました。

ちょっとレトロな雰囲気の挿絵に惹かれて手に取りました。
本の匂いが大好きな、賢い犬ネルのお話です。
週に１回ピーターについて学校に行くネルですが、ある日、学校の本がなくなっていて。。。
本の匂いを頼りに「くんくんくん」と泥棒を探しに行きます。
それにしても、犬も一緒にいていい学校の図書室って素敵だなと思いました。

犬のネルは、鼻がとてもよくきく名探偵です。「くん、くん、くん！」と、次から次へどんな事件もたちまち解決してしまいます。ピーターと学校に行って教室に駆け込むと本が全部無くなっている事に気がついて、「くん、くん、くん！」と匂いを嗅いで泥棒の元へ一直線です。ネルは、泥棒のテッドに、図書館に案内して図書カードを作ってもらい、好きなだけ本を読めるようにもしてあげたよ♪面倒見のよいネルに感動しました。色彩も明るくて綺麗で絵を見る楽しみもあってよかったです。

８歳次女と読みました。

名探偵とあるとおり、犬の名探偵ネルがなくなったものを探すんです。そのなくなったものは、学校の教室の本棚にあったすべての本。そしてようやくたどり着き、本を持っている男性を探し出しました。そこでおわりじゃなく、本を読みたい男性にちゃんと解決策も与えてあげるネルたち。とても良かったです。

推理小説が好きな子はきっと好きなんじゃないかな？と思います。