「図書館を心から愛した男 アンドリュー・カーネギー物語」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

自分も図書館が大好きなので、タイトルを見ただけで嬉しくなりました。
カーネギーといえば、カーネギーホールや財団のことを思い出しますが、２５００以上の公共図書館も作ることに尽力していたんですね。
図書館で育てられたカーネギーが、本への恩返しをする、というのが素晴らしい。
「富は人々に分け与えるべき」というのは、なかなかできることではなく、本当に感動します。

冒頭に書かれていた「世界中の図書館司書のみなさんへ」という言葉が心に沁みました。
貧乏な移民の一人だったカーネギーの大成功を支えたのは、ある事業家の個人図書館だったのです。
図書館から知識を得て、事業家からは人のためになることを教わり、大成功をしても決しておごらず、人のために様々なものを残したカーネギーでした。
長年図書館に勤め、利用者に何かを伝え、支えになることができていたらうれしいと思います。