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先日の秋祭りで、獅子舞を見ました。娘は舞の途中で天狗にさらわれ獅子の腹に入れてもらって、とても親しみを感じています。 うちのお獅子は、この表紙のように、立派というよりはユーモラスなお顔をしていました。そっくりで、親しみを感じてチョイス。 身近なお獅子の話に、真剣になって耳を傾けていました。 文章か言い回しか、どことなく懐かしのアニメ日本昔話に似ていて、ついあぁいう口調で読んでしまいました。 読みやすく、気持ちよかったです。 頭が取れるくだりに笑って、キツネの知恵比べには頭がついていかず、あれよあれよという間に首が落ちてしまいました。娘はキツネに騙されるクチです。 それでも二人でオチに笑い、その後の解説もかいつまんで話し、最後まで楽しみました。 後日テレビで獅子舞を見て、話題になりました。首もふろしきも、キツネが持ち帰ったんだね、と。
投稿日:2010/11/06
村上豊さんのとぼけたイラストにひかれ、手に取りました。 ししまいの由来を描いたお話。ししまいの獅子は、インドからきつねが持ち帰った?!のだとか。予想できない展開で面白かったです。 村上豊さんのイラストは、昔話によく合います。村上さんが絵を描いた『あたまにかきのき』もおすすめです。
投稿日:2022/02/15
獅子舞で検索していてヒットした作品。 獅子舞の由来エピソードになります。 天竺(インドに)いた獅子の王様は、大声の威力がすごかったのですね。 そのうわさを聞き付けた、日本のキツネが、獅子の王さまを訪ねるのです。 その道程も丁寧に描かれ、天竺への道のりも体感できます。 何とか面会でき、獅子の王様をおだてて、その大声を聞くくだりが、 なんとも迫力満点です。 唖然の結末ですが、妙に納得させられます。 村上豊さんの絵は実に豪快で、滋味深いです。 やはり音読してじっくりと味わいたいですね。 幼稚園児くらいからでしょうか。
投稿日:2017/11/11
むかしむかし、天竺(インド)の国にいるという、怖ろしいししのお話。ししの王様が、ひとうなり「うわーお」と声を出すと大変なことがおこるというのです。それをきいた、日本のきつね、ひとめ会いたくて、長い長い旅に出るのです。 鬼にまつわるむかし話は色々ありますが、遠い国のお話、それもインドのお話で、なかなか興味をそそります。そして、きつねのおこした行動も大したものです。はるか海を越えて、ししの王様に会いにいくわけですから…こんな思い切った行動をとる者がいて、新しい文化交流があり、発展してきたのでしょう。 挿し絵の入り方が、少し変わっているところ、色遣いが淡く暗くなっていて、よりお話の怖さが伝わってきました。 このししは、日本で今も行われている、あるものの由来になっているそうですよ。
投稿日:2008/08/04
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