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世界のだっことおんぶの絵本自信を持っておすすめしたい みんなの声

世界のだっことおんぶの絵本 作:エメリー・バーナード
絵:ドゥルガ・バーナード
出版社:メディカ出版
税込価格:\1,760
発行日:2006年10月
ISBN:9784840418355
評価スコア 4.43
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みんなの声 総数 13
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  • ルーツは同じ

     どんなに暑いところでも、寒いところでも、赤ちゃんはだっこされて育ちます。どこに住んでいても、ヒトのルーツは同じということがわかるようです。
     それぞれの地域の暮らしぶりや、民芸品、民族衣装など、ていねいに描かれていて見応えがありました。文化の違いが興味深いです。
     気候が、文化を作っているんだなと思いました。

     子育てをする、お母さんの仕事量はハンパじゃありません。お母さんは、ほんとうにパワーがあります。
     世界中の赤ちゃんが、元気にしあわせに育ってほしいと願います。

    投稿日:2012/04/17

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  • いろんな生活があるね

    1996年英語版出版。日本語版は2006年刊行。
    中南米、アフリカ、アジア、オセアニア、アフリカ、極地など、いろいろな地域で、独自の生活をしている人々が子育てする様子を描いた絵本。

    あかちゃんの抱っこ(おんぶ)がこんなに多様だとは思わなかった。
    抱っこしているのも、母親に限らず、祖父母や父親だったりする。
    いろんな地域の暮らしぶりが、カラフルな絵で生き生きと描かれている。古い民族、伝統的な暮らしをしている人たち、自然環境もいろいろ。生活に必要な作業をしながら、ついでに子守をしているようなかんじだ。どの人も逞しい。

    暮らしはシンプルだ。必要なものを手に入れたり、自分たちで作ったりしている。大金持ちや最新の機器で武装しているような人はひとりも出てこない。水汲みしたり、手作業で穀物の脱穀をしたりして、けっこう忙しそうだが、なんだか楽しそうにも見える。
    生きていくのは、こういう素朴なことの繰り返しなのかもしれない。

    こんなにいろいろな生活があるから、人間はいろいろで
    世界は多様性に富んでいるのだと、わかる。

    投稿日:2022/03/10

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  • 世界の国々を知る上で、どのように赤ちゃんが育てられているかを比較した絵本を初めて見ました。人種も文化も環境も違う赤ちゃんの様子はとても興味深く、最後の解説までじっくりと読みました。

    印象的だったのは、赤ちゃんを布や衣類で体にくくりつけ、仕事に励むお母さんたちのたくましさです。日本の子育てももちろん大変なことはたくさんありますが、ベビーカーに乗せたり、もう少し大きくなったら自転車のチャイルドシートに乗せたり、駆使できるアイテムが豊富にあふれています。

    だけど私も今思い返すと、娘を抱っこ紐に入れて一心同体でお出かけしたり寝るまでおんぶでお散歩したり、そういった時間がかけがえのない大切なふれあいの時間だったのだなと思います。抱っこやおんぶをした時のぬくもりは親の私も幸せな気持ちにさせてくれたことを思い出しました。

    投稿日:2021/08/02

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  • 国によっていろんな「だっこ」や「おんぶ」

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子15歳

    赤ん坊がいれば、どの国のお母さんだって、「だっこ」や「おんぶ」はするものだと、自然に思ってはいましたが、国によって、こんなにも色々「だっこ」や「おんぶ」の形に個性があるとは思ってもみませんでした。

    本文も面白かったですが、理解できる年齢のお子さんたちになら、最後の国別の解説までしっかり読んであげたいですね〜。
    私はこの解説のほうが面白かったです。
    どのページもその国々の気候や服装、どんな暮らしをしているか、しっかり描いてくれているので、とても分かりやすくて見やすいです。

    投稿日:2016/02/05

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  • 赤ちゃんは学んでいる

     世界中、どこでも、赤ちゃんはお母さんにしっかりとだっこされているのが大好きです。
     文化の異なる様々な地域の人々のだっこやおんぶをその生活と共に紹介しています。
     
     中央アメリカのマヤの人々・ インドネシアのバリの人々 ・
     中央アフリカの遊牧民ムブティ ・ 北アフリカの商人であり遊牧民のトゥアレグ・グリーンランドと北アラスカの先住民族のイヌイット・ 西アフリカノマンティング・ 東南アジアの山岳民族のモン族・ 南アメリカの熱帯雨林地方に住むヤノママ族・ヒマラヤ山脈に囲まれたネパール人・ オーストラリア北部のパプア人・ 南アメリカのインカ帝国の子孫のケチュア人・ おまけは、ネイティブアメリカン

     ほとんど初めて目にするものばかりでした。
     それぞれのだっこやおんぶは、大人たちの生活・地域の気候環境に応じて、独特のスタイルです。
     生活の糧を得るための、日々の様子がとても詳しく書いてあり楽しく読めました。

     赤ちゃんは、親や家族の生活を、乳児のころからつぶさに見つめられる距離で、おのずと自分たちの生活・文化を学んでいるというところを読んでなるほどと思いました。
     
     我が家は、寝かしつける時はだっこをしましたが、おんぶはあまりしませんでした。
     どうしても、夕食時にぐずったときに数度おんぶをしたら、「きゃっきゃっ」はしゃいで電子レンジにゴン!と頭をぶつけ、また「きゃっきゃっ」していた思い出があります。
     
     見返しに、世界地図もありますので、お子さんと色々な文化を覗いてみてください。
     息子は、パプア人とイヌイットが対照的で、とても印象に残ったようでした。

    投稿日:2009/09/25

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  • ぬくもりの中で育つ赤ちゃん

    • くるりくまさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 女の子7歳、女の子4歳、男の子1歳

    この絵本は、私の絵本にしようと購入しました。

    一人目が生まれたときは手が足りていて、あまり「おんぶ」をしませんでした。二人目になると、上の子と手をつなぐために「おんぶ」をするように。そして三人目が生まれたときは、首のすわるまえにも使えるものをと、生まれる前に「スリング」を作っておきました。

    「スリング」というものを知ったのが三人目を産む前で、こんなものもあったのか!と驚きでした。その頃に、他の国の人たちの子育てにも興味を持ち、この絵本を買ったのです。

    日本でも昔からおんぶ紐でおんぶされて子供を育てたように、世界の国々でも子供は世話をしてくれる人に、さまざまな形でくくりつけ(?)られています。そして、大人に常にくっついていることによって、言葉や歌を聞いたり、大人のすることを見て、たくさんのことを学んでいます。

    国は違っても、赤ちゃんの世話はやはり似ているんだな・・と思いました。近所のおばあちゃんがひも1本で子供をおぶっている姿を見たとき、昔の人の知恵に驚きました。
    「スリング」も使ったし、最近の抱っこもできるおんぶ紐も使ったけど、一番使いやすかったのは、昔ながらの「日本のおんぶ紐」でした!

    投稿日:2009/05/18

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  • 日本では・・・

    4年生のクラスでよみきかせしました。
    ちょうど、世界の文化や生活の違いについて学び始めた頃のようで
    子どもたちもこの絵本の中に出てくるいろんな国の生活スタイルや
    それに伴った赤ちゃんのおんぶや抱っこの違いを食い入るように
    見ていました。そして、「日本ではおんぶに抱っこというより
    ベビーカーで移動したり、家事をするときにはゆらゆらベットに
    ねむってたりして、抱っこやおんぶしてるお母さんは
    見かけなくなった気がする。」と子どもたち。そうですね。
    私自身も、娘を出産したときにはまだショッピングセンターなどでも
    赤ちゃんを乗せられるショッピングカートもなく、娘を抱っこ
    しながら買い物をしてたのですが、息子の時にはそれがそろってて
    「便利だな〜」って感激したものです。ところが、子供を育てる上で
    おんぶに抱っこは肌と肌のふれあいでとても温かい時間を過ごす
    貴重な時間かも知れないですね。
    本来の生活スタイルを通して、子供とのふれあいを感じる時間を
    過ごすことの大切さを感じる絵本でした。

    投稿日:2008/11/03

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  • だっことおんぶって素敵ですね

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    世界各国のだっことおんぶのようすが描かれています。日本でも、スリングがよく使われるようになりましたが、世界の多くの国でスリングってもちいられているんですね。知りませんでした。
    また、この本を通して、だっこやおんぶは赤ちゃんを寝かせたり、ぐずるときにあやしたりするときだけに行うことではないことを知らされました。
    赤ちゃんをだっこやおんぶすることで、親が行っている日常の仕事を見て知り、そこに培われる文化を小さいときから体験することができるんですね。なるほどと思いました。もちろん、赤ちゃんは、だっこやおんぶを通して親の深い愛情をもらってるんですが、すでに社会勉強をしているんだと考えると、だっこやおんぶのさらなる重要性を感じます。

    赤ちゃんのいるパパやママにぜひ読んでもらいたい一冊です。

    投稿日:2007/10/15

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