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8件見つかりました
あて先が「天の町やなぎ通り・・」と書かれた手紙が、6通郵便局で見つかります お父さんから、お母さんは天の町に引越したと聞き、5才のまさおは手紙を出したのです その住所をつぶやきながら歩く局長さんの目の前に、天の町への道が現れます・・・ 約30年前に発表された作品に黒井健さんの幻想的な絵が切なく読み手に優しい心を訴えかけてきます 読みながら局長さんの気持ちが伝わってきて思わずほろりとしてしまいました 小学校低学年でも気持ちを理解できると思います まずは大人が読んで欲しいです 心を優しく整えてくれるお話です
投稿日:2008/04/01
天の町やなぎ通り。でたらめな住所が書かれた6通の手紙。 局長さんはいたずらだと思い、差出人のまさおくんに返しに行きます。 まさおくんはたんたんと事実をのべます。 おかあさんはひっこして、おとうさんが住所を教えてくれた。 だから、手紙を書いて出した。 局長さんは思い出します。2ヶ月ほど前このあたりに黒と白の花輪が 飾られていたことを。 まさおくん、返事はほしくありませんか? 時々会いに来てくれないかな、って考えたりしませんか? 私の心はずおんずおんとなり続けています。 局長さんが天の町へ配達できた奇跡が起きたように、どうかおかあさん から手紙が届きますように… そう願わずにはいられません。
投稿日:2010/07/17
3年生の国語の教科書におススメとして載っていました。 お母さんを亡くした男の子の話です。 図書館で読んでいて、涙があふれて途中で読めなくなって借りて帰りました。 絵本にしては少し長いけど、黒井健さんの優しい絵が物語を優しく包んでいます。 一人で涙を流しながら読みました。 最後は局長さんと同じ「よかったなあ、よかったなあ」という気持ちで読み終えることができました。 我が子に涙なしに読んでやれるかなぁ…
投稿日:2018/10/05
自分が「おとな」だからグッとくるのか 「父親」だから胸に沁みるのか 「おとこ」だから涙見られたくないし 寝る前に一人そっと読んだりする。 まさおくん、局長さんの住む街。 おかあさんが暮らす町。 やさしくて、あったかくて、せつないなぁぁぁ…
投稿日:2015/11/13
宛先不明の手紙。 いたずらかと思ったら、亡くしたお母さんが住んでいるという場所に手紙を送ろうとする少年の思いだったのです。 絵本の短い物語の中にこのディテールを見事に盛り込んでいる絵本。 少年の姿、郵便局の局員さん局長さんの表情まで見事に浮かんできます。 そして、局長さんは少年の家を訪ねた後の展開のみごとさ。 思わずじーんとしてしまい、聞いている子どもよりも自分の涙腺を刺激してしまいました。 久々の感動絵本です。
投稿日:2010/06/11
局長さんの立場になって読み進めました。 手元にある6通の宛先不明の手紙。 送り主の家を尋ね、事情を呑み込んだ帰り道の局長さんの困惑や動揺が解ります。 「あああ、天の町、か。」 「あああ、天の町、か。」 「あああ……」 「ぁぁぁ……」 この嘆息のようなつぶやきが、心に響きます。 この後のファンタジー的な展開に、届いて良かったと本当に思いました。 郵便受けに入れた時のあの音がなんともいえません。 男の子のおもいを、真正面から受けとめた局長さんの優しい心が、手紙が届く奇蹟を起こしたのでしょうね。
投稿日:2010/01/26
我が家には6歳と3歳の子供が居ますが、まずこの絵本を読みたいと思ったのは私です。 幼稚園からもらってきた推薦図書の広告で、小学校低学年向の図書だと載っていて、素敵な絵本の予感がして、早速探しました。 小さな男の子が亡くなったお母さんに宛てて手紙を出します。住所は題名になっている「天の町やなぎ通り」。お母さんはここに行ったんだよ、とお父さんに教えてもらった男の子は何通もお母さんへ手紙を書くんです。 もちろんそんな住所はなく、郵便屋さんが困っていると、その前に天の町への道が出てくるんです。 幻想的な絵が印象的で、ストーリーは本当に泣けます。 もう少し大きくなったら、子供たちにも分かるのではないかなと思います。
投稿日:2009/09/27
亡くなった母へ手紙を書き続ける男の子と、郵便局長さんのちょっと不思議で心が優しくなれる絵本です。 母が亡くなったという事実を受け入れるには、男の子はまだ幼すぎたのでしょう。 この男の子の父親は直接お話には登場しません。 それでも我が子の為に悩み考え、そして母は別の場所で暮らしていると話したのだろうと思うと、本当に胸が痛みます。 宛先不明の郵便物を返しに行った局長さんも、きっと同じ気持ちだったと思います。 男の子、父親、そして局長さん、それぞれの思いが不思議な世界を生み出したのかもしれません。 心の痛みが少し和らいだ気がしましたが、これからのみんなのことを思うとやっぱり切なくなります。
投稿日:2009/03/27
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